Mac(やPC)の画面を、無線ネットワーク経由でテレビ画面へ出力できるMcTiVia を購入しました。
McTiViaは、HDMI端子、無線LANアクセスポイント、ならびに有線LANコネクタを備えた機器です。McTiViaとテレビをHDMIケーブルで接続し、Mac上でクライアントソフトを起動することで、Macの画面をTV上へミラーリング表示できます。
本来のターゲットは企業向けのようですが、家庭内に於いても、例えばPC系ブラウザとモバイル系ブラウザとで表現の異なるWebページやFlashコンテンツを家族と共に視聴したい時などに有益でしょう。
カラー印刷の施された小さな白い外箱。
本体は無線用アンテナが外された状態で格納されていました。
本体の大きさをNINTENDO 3DSと比較してみました。ほぼ同じくらいです。
背面の様子。RJ-45、USB、無線アンテナ用、HDMIコネクタ、ならびにACアダプタの接続接点。
茶箱の中はACアダプタと各国のコンセントにあわせたコネクタ。
日本用のコネクタを差してみました。隣は同じく3DS。
Macから画面を転送するには、付属のソフトウェアをインストールする必要があります。インストール途中でSoundflowerのインストーラが立ち上がり、こちらもインストールすることになります。
アプリケーションを起動すると、アップデート確認が走ります。今回は1.1.2.1へのアップデートがある旨を知らせてくれました。
同時にアクティベーションも求められます。
アクティベーションキーはCD-ROMの紙ジャケットに書いてあります。8台のPCまで認証できます。
なお、今回のパッケージには、Windows用のアクティベーションキーも付属していました。AV Watchの記事によると、これは初回出荷分特典であり、通常は$40で購入することになるとのこと。
McTiviaの電源を投入し、クライアントソフトを起動します。するとアクセスポイントの一覧が表示されますので、SSIDがMcTiViaの行を選択します。
この操作だけでMacの画面解像度が1024x640へ自動変更され、テレビ上へ画面がミラー表示されるようになりました! ネットワーク設定や、表示の為の設定などは全く必要ありません。今まで数多くのホームネットワーク機器を試してきましたが、これほど無設定が徹底され、且つトラブルなく接続できた機器は初めてです。非常に驚きました。
画面の転送を中止したい場合には、クライアントソフトの停止ボタンを押すだけです。
クライアントソフトを終了すれば、Macの画面解像度も元に戻ります。
この接続では、McTiViaをAPとして利用しましたが、無線クライアントとして、既存のAPへ接続させることも可能です。また、より安定した接続性を求める場合には、本体の有線LANポートを利用することも可能です。
基本的な接続を終えたので、転送速度に関して検証してみました。
我が家は木造二階建て。1Fにテレビがあり2Fに無線アクセスポイントがあります。「WHR-HP-G300N+WLE-2DAの実効速度検証(続WZR-HP-G300NHの実効速度検証)」でまとめたように、2.4GHzの802.11nを使い、平均60Mbpsの伝送速度です。
送信元のMacは2010/10発売のMacBook Airを使います。このMacBook Airを1Fに設置し、2FのAPと接続します。McTiViaも無線クライアントモードに設定し、同じく2FのAPへ接続させます。つまりルータを抜けたパケットは、2FのAPから1FのMacBook Airへ伝送され、そこから再度2FのAPを経由して1FのMcTiViaへ再配送されることになります。コンテンツ伝送に上下2本分の帯域が必要となる伝送方式であり、McTivia的にはお薦めされていない、条件の悪い接続方式です。
検証はYouTubeのHD動画をを720pで表示させることで行いました。
結論から言えば、表示上のトラブルは全くありませんでした。
McTiViaには「ビデオモード」と「アプリケーションモード」の2種類の伝送方式があります。「ビデオモード」は1秒ほどの伝送遅延があるものの、伝送データを圧縮することで、利用帯域を削減します。一方「アプリケーションモード」は0.1秒ほどの遅延ですが、より太い帯域が必要になります。また、投影品質も「ノーマル」と「ベスト」が選択でき、「PC画面の解像度」も「小」「中」「大」が選択できます。即ち「アプリケーションモード」、「ベスト」品質、「大」画面解像度が、最も負荷の高い設定ということになります。
McTiViaは、この最大負荷状態で、一切の処理落ちや遅延を起こすこと無く、720P動画を美しく表示させることが出来ました。非常に素晴らしい性能だと言えるでしょう。
各種管理画面の日本語表記も完璧で、海外製品にありがちな、分かりにくい文言などはありません。
またMcTiViaはテレビのオフセット補正を行うことも出来ます。我が家のテレビは、ソニーの「BRAVIA X1000」ですが、補正を行うことにより、周辺まで含めて完全に表示することが出来ました。
日本語訳されたマニュアルも公開されていますので、より詳しい内容をお知りになりたい方は、ご参照ください。
Macをテレビへ投影するソリューションを求めている方には、McTiviaは本当におすすめの商品だと思います。
McTiViaは、HDMI端子、無線LANアクセスポイント、ならびに有線LANコネクタを備えた機器です。McTiViaとテレビをHDMIケーブルで接続し、Mac上でクライアントソフトを起動することで、Macの画面をTV上へミラーリング表示できます。
本来のターゲットは企業向けのようですが、家庭内に於いても、例えばPC系ブラウザとモバイル系ブラウザとで表現の異なるWebページやFlashコンテンツを家族と共に視聴したい時などに有益でしょう。
カラー印刷の施された小さな白い外箱。
中を開けると、クライアントソフトウェアの納められたCD-ROMと説明書。この下に本体と茶箱が格納されています。
本体の大きさをNINTENDO 3DSと比較してみました。ほぼ同じくらいです。
背面の様子。RJ-45、USB、無線アンテナ用、HDMIコネクタ、ならびにACアダプタの接続接点。
茶箱の中はACアダプタと各国のコンセントにあわせたコネクタ。
日本用のコネクタを差してみました。隣は同じく3DS。
Macから画面を転送するには、付属のソフトウェアをインストールする必要があります。インストール途中でSoundflowerのインストーラが立ち上がり、こちらもインストールすることになります。
アプリケーションを起動すると、アップデート確認が走ります。今回は1.1.2.1へのアップデートがある旨を知らせてくれました。
同時にアクティベーションも求められます。
アクティベーションキーはCD-ROMの紙ジャケットに書いてあります。8台のPCまで認証できます。
なお、今回のパッケージには、Windows用のアクティベーションキーも付属していました。AV Watchの記事によると、これは初回出荷分特典であり、通常は$40で購入することになるとのこと。
McTiviaの電源を投入し、クライアントソフトを起動します。するとアクセスポイントの一覧が表示されますので、SSIDがMcTiViaの行を選択します。
この操作だけでMacの画面解像度が1024x640へ自動変更され、テレビ上へ画面がミラー表示されるようになりました! ネットワーク設定や、表示の為の設定などは全く必要ありません。今まで数多くのホームネットワーク機器を試してきましたが、これほど無設定が徹底され、且つトラブルなく接続できた機器は初めてです。非常に驚きました。
画面の転送を中止したい場合には、クライアントソフトの停止ボタンを押すだけです。
クライアントソフトを終了すれば、Macの画面解像度も元に戻ります。
この接続では、McTiViaをAPとして利用しましたが、無線クライアントとして、既存のAPへ接続させることも可能です。また、より安定した接続性を求める場合には、本体の有線LANポートを利用することも可能です。
基本的な接続を終えたので、転送速度に関して検証してみました。
我が家は木造二階建て。1Fにテレビがあり2Fに無線アクセスポイントがあります。「WHR-HP-G300N+WLE-2DAの実効速度検証(続WZR-HP-G300NHの実効速度検証)」でまとめたように、2.4GHzの802.11nを使い、平均60Mbpsの伝送速度です。
送信元のMacは2010/10発売のMacBook Airを使います。このMacBook Airを1Fに設置し、2FのAPと接続します。McTiViaも無線クライアントモードに設定し、同じく2FのAPへ接続させます。つまりルータを抜けたパケットは、2FのAPから1FのMacBook Airへ伝送され、そこから再度2FのAPを経由して1FのMcTiViaへ再配送されることになります。コンテンツ伝送に上下2本分の帯域が必要となる伝送方式であり、McTivia的にはお薦めされていない、条件の悪い接続方式です。
検証はYouTubeのHD動画をを720pで表示させることで行いました。
結論から言えば、表示上のトラブルは全くありませんでした。
McTiViaには「ビデオモード」と「アプリケーションモード」の2種類の伝送方式があります。「ビデオモード」は1秒ほどの伝送遅延があるものの、伝送データを圧縮することで、利用帯域を削減します。一方「アプリケーションモード」は0.1秒ほどの遅延ですが、より太い帯域が必要になります。また、投影品質も「ノーマル」と「ベスト」が選択でき、「PC画面の解像度」も「小」「中」「大」が選択できます。即ち「アプリケーションモード」、「ベスト」品質、「大」画面解像度が、最も負荷の高い設定ということになります。
McTiViaは、この最大負荷状態で、一切の処理落ちや遅延を起こすこと無く、720P動画を美しく表示させることが出来ました。非常に素晴らしい性能だと言えるでしょう。
各種管理画面の日本語表記も完璧で、海外製品にありがちな、分かりにくい文言などはありません。
またMcTiViaはテレビのオフセット補正を行うことも出来ます。我が家のテレビは、ソニーの「BRAVIA X1000」ですが、補正を行うことにより、周辺まで含めて完全に表示することが出来ました。
日本語訳されたマニュアルも公開されていますので、より詳しい内容をお知りになりたい方は、ご参照ください。
Macをテレビへ投影するソリューションを求めている方には、McTiviaは本当におすすめの商品だと思います。
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