2011/03/17

kdconv v1.0.4 をリリースしました

画像で構成されたPDFファイルをKindleやソニーリーダで読みやすい解像度へ変換するためのプログラム、kdconvの最新版をリリースしました。v1.0.4になります。

今回の変更点はcinqさんから教えて頂きましたバグ修正を中心に、モノクロ二値ファイルへの対応、ならびにマニュアル強化です。

修正されたバグは以下の2点です。
  • Kindleよりも大きなデバイス用ファイル生成時、-tオプションでTrimを指定すると、生成されたファイルのオフセットがずれる問題を修正
  • MacOS上でmktempがエラーになる問題を修正
上記をご指摘くださったcinqさん、どうもありがとうございました。大変助かりました。

新規機能は、以下の通りです。
  • 生成ファイルを、グレイスケールではなくモノクロ2値で出力するための-bオプションを追加
従来kdconvは、全てのファイルを強制的にグレイスケールへと変換していましたが、入力ファイルがモノクロ二値であった場合、却って変換結果が読みにくくなってしまうことを艦長日誌・私的記録 DS9さんのBlogで教えていただきましたので、オプションを追加してみました。ご指摘、どうもありがとうございました。

生憎私はモノクロ2値のPDFファイルを常用していないため、これから追い込みつつ、より有益度をまして行きたいと思います。

また、今回の版から、READMEファイルとマニュアルページを分離しました。

従来は単一READMEファイルへ、インストールからオプション説明まで書き連ねていましたが、これを改め、REAMEファイルはインストールまでの記述にとどめ、インストール後に必要となる情報はマニュアルページへ分離しました。マニュアルページは、やや時代錯誤的ではありますが、nroffのmandocマクロで書いてあります。整形後も同梱してありますので、お好きな方をご利用ください。

今回もgithubから取得可能です。またkdconvだけが必要であれば、ブラウザから直接ダウンロードして使うことも可能です。従来同様、二条項BSDライセンスですので、自由にご利用、改変して頂くことが可能です。

ご意見、ご感想などお待ちしております。よろしくお願い致します。

1 件のコメント:

  1. こんばんは、早速ご対応頂きありがとうございます。
    しかもモノクロ対応まで非常に嬉しいです。

    独自でモノクロオプション付与してみたりしましたがどうにも良好な結果がえられず…困ってました。
    ページのずれも対処して頂き有り難うございました。

    これからも使わせて頂きます。

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