2008/03/30

Googleでの情報共有

CNET Japanより「グーグル社員が明かす、イノベーション誕生の舞台裏」

Google社内で、活発な情報共有が行われていることは、昨年のデブサミでも語られていましたが、このような仕組みを用意し、仕様を奨励し、ビジネス推進に活かしている、という流れ全体を見習いたいと思います。

「自身に決定をゆだねられたら、果たしてこのような決定を行い、且つ改善させてゆくことができるだろうか」というのが、最近、とみに自問するテーマのひとつです。

NEC往年の名機達

「NEC歴代PC紹介コーナー」 というサイトが期間限定で公開されています。

この手の「おっさんホイホイ」系の内容を軸に、コメントが書けるのは、面白いと思います。若干編集視点が不思議で、まさかPC-98DOが単体で取り上げられるとは!

とは言え、コメントにも書かれていましたが、PC-8001とPC-8801を同系にまとめるのは、どうかなと...。この様子だと、PC-6001はPC-6601もセットになるんだろうなー。

と、まさにおっさん度全開な発言でした(^^;

2008/03/29

今日のお酒: KWV Sparkling Cuvee Brut

KWV Sparkling Cuvee Brut

これは、2008/02/24でも飲みました。

お手頃価格で、飲みやすく、スッキリ美味しいのです。

お花見

本当は日曜日にお花見に行こうと思っていたのですが、何やら雨が降る、という事で、近くの川べりを散策。空模様は花曇りで、風もありましたが、大変綺麗に咲き誇っていました。

ただでさえ花を撮るのは苦手なのですが、見事に被写体ぶれ...。

PENTAX K10D / smc PENTAX-DA 16-45mm F4 ED AL

その後、TSUTAYA半額セールで借りてきた「秒速5センチメートル」を見て、改めて桜の美しさを堪能しました (^^;

大変遅ればせながら、新海さんの作品を見るのは今回が初めてだったのですが、劇場やBlu-Rayで改めて視聴したいなぁ、と感じる、大変美しい作品でした。第3話「秒速5センチメートル」で、一気に作品タイトルが出るシーンは、まさに鳥肌もの。

同時に「それでもボクはやってない」を鑑賞。こちらは、展開が現実感ありすぎて、大変鬱になる結果に...。しくしく。

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劇場アニメーション 「秒速5センチメートル」Blu-ray Disc
劇場アニメーション 「秒速5センチメート...
花村怜美, 近藤好美, 尾上綾...
それでもボクはやってない スタンダード・エディション
それでもボクはやってない スタンダード・...
加瀬亮;瀬戸朝香;山本耕史;も...

2008/03/26

BloggerでSitemap

Google Webmaster Toolで自Bloggerサイトのsitemapを登録するのは困難だと思っていましたが、大変詳しく解説しているサイトがありました。これは素晴らしい!

この記事でも書かれているとおり、確かに登録せずとも Google の crawler は記事を拾い上げてくれるでしょうが、何となく登録したいのが人情(?)というもので...。

同じ悩みを抱えていた人は、ぜひ、ご覧ください。

2008/03/25

今日のお酒: PIERRE LEGENDRE VIN MOUSSEUX BRUT


PIERRE LEGENDRE VIN MOUSSEUX BRUT

今日は小さなお祝いだったので、平日ですが軽く祝杯。ロゼが続いた為か、比較的辛口な感じが心地良かったです。

gcc と ShiftJIS

文字列リテラルとして「ソー」という表記の含まれている、ShiftJIS でエンコードされたファイルを、gcc でコンパイルする必要が出てきました。元のファイルは(勿論?)Windows上で作られたものです。

そのままコンパイルすると、
foo.c:6:21: warning: unknown escape sequence: '\201'
というエラーになってしまいます。

これは「ソー」をShitfJISでエンコードすると、0x83、0x5c、0x81、0x5bになることが原因です。0x5c(バックスラッシュ)の次の文字として、Cで定義されたエスケープシーケンスを構成する文字(例えば'\'+'n'で「改行」等)を期待しているのに、未知の文字(ここでは、0x81)が来たよ、というエラーです。

ある意味ここまでは想定の範囲内。iconv サポートを有効にして生成された gcc の場合、入力ファイルの文字コードを指定できますから、次のように「このファイルは SJIS ですよ」と指定して、コンパイルしてみました。
% gcc -finput-charset=SJIS -O2 -Wall foo.c
すると今度は、今まで問題なく通っていた'\'がことごとくエラーになってしまいました。慌てて変換結果を良く見ると、なるほど、'\'はすべて0xa5に展開されていました。

実は、これは iconv の採用している ShiftJIS <-> UTF-8 変換テーブルが、Unicode 1.1 で定義された変換テーブルに基づいている為です。JIS X 0201の0x5cは「YEN SIGN」ですから、これは意味論上、全く正しい変換なのですが、今回の例では、少し困ってしまいます。

幸い、Shift-JIS の Windows 版実装とでも言える「Windows-31J」に基づく「CP932」では、UTF-8の変換テーブルでは、'\'は0x5cへと展開するように定義されています。今回は、該当ファイルがWindows上で作られたこともありますので、それを用いることにしましょう。
% gcc -finput-charset=CP932 -O2 -Wall foo.c
今度は問題なくコンパイルできました。

日頃からShiftJISとUnicodeの変換テーブルの揺れが引き起こす問題には気を使っているのですが、まさかコンパイル時に出くわすとは思っていなかったので、新鮮な驚きでした。

というわけで結論。
  • 日本語文字列をコード中に埋め込むのは避けよう。
  • どうしても、ShiftJISでエンコードされた文字列の埋め込まれたコードをコンパイルする場合には、そのファイルがWindows上で生成された場合には、入力ファイルの文字コードにCP932を指定しよう。
なお、FreeBSD 6.3の gcc は iconv での変換が無効化されていますので、注意。

2008/03/23

今日のお酒: Freixenet semi seco rose


Freixenet semi seco rose

いつもの Freixenet で、前回に引き続いてRose。結構甘い。

どれくらいお酒飲んでるのかなー、と思って、軽い気持ちで記録し始めたのですが、客観的に見ると結構な量を飲んでて、びっくり。ひぇー。

2008/03/22

iPod Classic の修理

昨年の9月に買ったiPod Classic(80G)が壊れてしまいました。

症状は「画面が真っ白になったままで、リセットしても、復元しても復活しない。でも音は出る」というものです。

ふと気がついてiPodの画面を見たら、停止してあったはずなのになぜか「再生中」状態、しかも一切の操作を受け付けない状態に。仕方なくリセットしたところ、この現象になってしまいました。

早速AppleStore(銀座店)へ持ち込み、修理をお願いしたところ、保証期間内であったこともあり、その場で無償にて交換してくれました。この間、所要時間は僅かに10分。接客態度も非常に丁寧で、大変好感が持てました。5GとClassicの違いなど、教えてもらったりしました。

店員さん曰く「この症状はほとんど見たことないが、なぜか今日は二人目です」とのこと。なんだろう?

ちなみに AppleStore での修理はGenius Barで受け付けて頂くことになりますが、Webから事前に予約を行うことが出来ます。例えば銀座店のURLはこちら

私は土曜日の夕方頃に行ったのですが、店内の掲示情報によれば、予約していなかった場合、1時間位程待つことになったようです。というわけで、訪問時間を確定することができる場合には、予約をすることを、ぜひぜひ、お勧めします。

Safari 3.1

Safari 3.1 が公開されました。

Windows版で、日本語の対応が良くなっています。以前は結構日本語の漢字コードを誤認識していたページがあったのですが、今回は特にそんな例には出会っていません。

売りである動作速度は、流石に早いです。普段はFirefoxを使っていて特に不満はないのですが、Safariを体験しちゃうと、少し重く感じてしまうというのは、なんて贅沢なんでしょう。

しかし、素朴な疑問として、日本語の文字コード選択でISO-2022-JPが無いのは何でだろう?

PLAYSTATION3[鋼]

「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS プレミアムパック」
にオリジナルカラー「鋼」のPS3が同梱。

この色、凄く格好いいんですが...。むぅ、うらやましい。

モバイル Google Map で自動位置取得

モバイル Google Map が、自動的に GPS へアクセスできるようになりました。

今までは、お世辞にもGPSの連携は使いやすい、とは言えませんでしたが、新版はすげー便利です。起動しただけで今居る場所を表示してくれます(って、当たり前な機能だけど...)。

今年の春開始が予定されている「各種 Google サービスをiモードに対応」とかでやってくるかな、と思っていましたが、予想を裏切る形で早期にサービスが開始され、大変有り難いです。

iPAQ 212

とうとう日本でもiPAQ212が発表になりました。

良い感じで全部入りモデルなPDA。VGAはWebブラウズなどに最適ですねー。PIM専用機として使うには、少し厚くて重いかな、という気がしますが、旗艦としては良い感じ。

純粋なPDAが絶滅危惧種認定される今、HPには、ぜひとも頑張って欲しいものです。

でも、PIM機能が強化されそうなiPhone/iPod touchにも興味あったり (^^;

Ruby Amazon E-Commerce REST Service API

Amazonへのアイテムリンク生成に、Amazon提供のWidgetを使わないようにしようと決めたので、自分で作ってみることにしました。当初は amazlet を使わせていただこうかな、とも思ったのですが、自分で作った方がいろいろいじれるので、便利かな、と。

勿論(?)、使う言語は ruby なわけですが、Amazon Web Service APIが簡単に使えるライブラリはないかな、ということで、今回はamazon-ecsを使わせて貰いました。

APIを見る限り、非常にプリミティブなAmazon Associates Web Service(旧名Amazon E-Commerce Service)とのバインディングなので、AmazonのAPIマニュアルを見ながら簡単に使うことが出来ます。

一点悩んだのが、13桁ISBNでのItemLookUp方法。ドキュメントによればJPでは、ISBN指定出来ないことになってるんですけど (^^;

Google様にお伺いしたら、古いドキュメントには、もう少し詳しい記述があることが分かりました。曰く:
  • IdTypeISBNにすることで13桁ISBNが使えるよ
  • でも、SearchIndexBooksForeignBooksにしてね
ふむふむ、というわけで、自分の使用用途を鑑みて、こんな感じに amazon-ecsのitem_lookupをWrapしてみました。
#!/usr/bin/env ruby

require 'rubygems'
require 'amazon/ecs'

class Amazon::Ecs
instance_eval do
alias :item_lookup_ :item_lookup
end

def self.item_lookup(item_id, opts = {})
id = item_id
id = id.sub('-', '') if (id.size == 14 && /[0-9-]/ =~ id)
if (id.size == 13 && /[0-9]/ =~ item_id)
opts[:id_type] = :ISBN
opts[:search_index] = :Books unless opts[:search_index]
end
self.item_lookup_(id, opts)
end
end
ForeignBooksを検索したい時には、事前にoptsで指定しておいてね。

便利なライブラリのお陰で、さくっとコードを書くことが出来ました。皆様、感謝です。

Amazon 商品へのリンク変更

今まで記事の下の方で掲載していた「Amazon で取り扱っている商品へのリンク」には、Amazonから提供されている Widget を使っていました。便利ではあるのですが、いま一つ情報過多気味で暑苦しい気がしたので(宣伝だから、仕方ないけどね)、自前のコードでリンク生成を行うことにしました。

また、従来、記事本文中で関連商品などを紹介する際にもアフェリエイトを埋め込んだリンクを使っていましたが、なんとなく道義的に心苦しかったので、過去にさかのぼり、すべての記事内リンクを、アフィリエイトを伴わないものへ切り替えました。

以後、本文中には、アフィリエイト伴うリンクを張らないようにし、別途、記事の下部に「宣伝」という形で、アイテムへのリンクを張るようにしようと思います(こちらは、アフィリエイト参加リンクです)。

なお、リンク生成用のコードが吐き出すHTMLが非常にカオスな出来になっていますので、少しずつ修正していきたいと思います (^^;

2008/03/20

K10Dグリップ強化

PIE2008で、グリップの異なるK20Dが展示されていたそうな。

これ、使いやすそうだなー。いつ交換サービス開始されるだろう? わくわく。

viewvcの漢字コード変換パッチ

viewvcは大変便利なソースコードブラウジングツールです。変更差分など、軽く見たいときに、大変重宝します。

残念ながらログやコードに、UTF-8以外の文字コードが含まれている場合(つまり、EUC-JPとかで書かれた日本語文字列が含まれている場合)、ContentTypeのCSがUTF-8と指定されている関係から、ブラウザ上では、所謂「文字化け」が発生したかのように見えてしまいます(文字コードを選択し直せば大丈夫)。また、コードと commit log の文字コードが異なっている場合などにも、いやな事が起こります。

但し、幸いにしてmuciusさんが日本語文字コードをUTF-8化するパッチを公開してくださっていまして、このお陰で、大変便利に過ごすことが出来ています。

先日試用していたら、元のコードがマルチバイト文字での文字コード変換を意識していない為(当たり前)、一部漢字の泣き別れが発生してしまう箇所がありましたので、小さなパッチをお送りしたら、早速採用してくださいました。

こういった献身的なボランティアの方々のお陰で、我々は快適に開発を勧めることが出来ているわけで、まさに、日々感謝なのです。どうも有り難うございます。

The House of The Dead 2&3

今月はゲーム月間というわけで(?)、衝動買い的にWii版のThe House of The Dead 2&3を買ってしまいました。勿論Wiiザッパー同梱版。

HoDは、その昔、ゲーセンで1と2に燃えていました。結局、ちっとも上手くなりませんでしたが、なんとか(お金をつぎ込んで)エンディングまで迎えた時には、それなりの満足感が(やすいなー)。残念ながら、HoD3が出たときには、ゲーセンへ行く機会も少なくなっていまして、ほとんど遊ぶ機会のないまま、ゲーセンから消え去っていました。

という、回顧状態でで始めたのですが、いやー、これ、ゲーセンと全く遜色ありません。特に Wii ザッパーを適切にキャリブレーションした後は、本当にゲーセンで遊んでいるようで、当時の感覚が思い出されて、燃える燃える。しかも、動態視力が落ちているから、死ぬ、死ぬ。暫くは、十分に遊べそうです。Wiiザッパーもう一本買わなくちゃ(えー)。

1点残念なのは、どうやら16:9モードがなくて、Wiiを16:9に設定していると4:3が横に引き伸ばされてしまうこと。ジェームズもゲーリーも、自慢の細身の体がふっくらとしてしまって、なんとなく、そんなところでも、流れる月日を感じてしまうのでした(違います)。

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2008/03/19

無限回廊

ちょっと不思議な感覚のゲーム無限回廊のPSP版を買いました!

最初にデモムービーが公開されたときから興味津々で、これは絶対買おう、と決めていました。

小さな頃からエッシャーの騙し絵が好きで、一時期は、METAMORPHOSISのポスターとか部屋に貼っているような変なガキでしたので、その世界に触れられるだけでも、これは、凄い、と。

体験版の「練習曲」は、PS3版とPSP版の両方を試してみましたが、流石にPS3の方が滑らかで、操作しやすいなぁ、と。でも、これは、大画面でドーン、とやる、というタイプのゲームじゃないなぁ、と思いましたのでPSP版を購入。

ゲーム自体は、パズルゲームと言うよりも半分アクションだったり、少し運的な要素も必要だったり、時間制限があったりと、なかなか騙し絵の世界に浸る、という感じではありませんが、それでも新機軸なアイディアは「買い」です。

『ゲーデル、エッシャー、バッハ - あるいは不思議の環』にピンと来る方は、是非(!?)。

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ゲーデル,エッシャー,バッハ-あるいは不思議の環

ゲーデル,エッシャー,バッハ-あるいは不...

ダグラス・R・ホフスタッター,...

今日のお酒: Jacob's Creek Sparkling Rose



Jacob's Creek Sparkling Rose

Roseなスパークリングは、あまり飲む機会がないので、嬉しい。もう少し辛めかな、と思っていたら、フルーティーな、柔らかな味で、春っぽい気分を味わえました。

トラックナンバーと特異な才能

友人と飲み屋での会話。

「トラックナンバー」を大きくすることは、プロジェクト運営で重要な要素である。一方で、例えばスタートアップやベンチャーでの人材採用基準は、可能な限り才能を重複させないことで、それ故に成功を収めている。実際、大きな会社でも、プロジェクト主要な位置で支えてくれているのは、一定の分野で特異な能力を持つ、とてもではないが代替の利かない有益な人だったりする。

人材の能力交流と、特異性の発揮。企業規模や安定性、取り扱っているビジネス案件で違うとは思うけど、このバランスって、どこにあるんだろうね。

なかなか、難しい問題ですね...。

ゲオでBDレンタル開始

ゲオでもBDレンタル開始だそうです。

東芝がHD DVDの収束を発表してから後、業界が大きく動き出しました。逆にそれまで業界全体が、状況を見極めるべく停滞していたとも言えるわけで、その点では壮絶なバトルを繰り返してきた、VHS vs β、LD vs VHD、MD vs DCCなどととは流れが違うのかもしれません。

こうした流れを加速した、という点で、(たとえフォーマット戦争では敗者であったとしても)HD DVDの即時終結は一定の評価をなされるべきだと思います。

また、一方で、BDは業界を圧倒しての勝利ではなく、且つ、ネット配信の現実化が目前であることを考えると、物理メディアフォーマット戦争は、今回が最後なのかもしれないなぁ、と感じました。

折角のデジタルデータ、フォーマット等に縛られることなく、自由に使いたいものです。

2008/03/18

デーモン君のソース探検

昔、BSD Magazineで斜め読みしていたのですが、ふとした拍子で購入。サクサク読めてあっという間に、読了。でも、内容は結構深い記述があったりします。

Amazonの書評に「C言語入門書の次に読む本」という意見がありますが、まさに、初級を脱出して、さてこれから、という若手プログラマの取っかかりに良いかな、と思いました。この本片手に、2004年前半位のBSDのコードを読むのが、楽しいかも知れません。

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TSUTAYA BDレンタル開始

TSUTAYAがBDのレンタルを開始するそうです。やったー。

「今夏までにTSUTAYA 全店舗での取扱いを目指します」とのことなので、地元のTSUTAYAへ来る日を首を長くして待ちたいと思います。

現在DVDプレイヤ代わりになっているPS3が、BDプレイヤに格上げになる日も近い!?

2008/03/17

Best Software Writing

Joel Spolsky編の『Best Software Writing』を、読了しました(ちなみに、原書は、
Googleブック検索
で参照できます)。

『Joel on Software』でも語られていましたが、私はJoelの採用に関する話が、大変好きだったりします。本書でも、Joelと同様の視点に基づいた採用に関する話が編まれていて、興味深く読みました。

チーム開発とソフトウェア開発プロセスでも書きましたが、「チームで作業をする」というのは、なんであれ、一人で作業をするよりは制約が増えることになるわけです。そして、当然それに向く人、向かない人、というのがいるわけで、そこの所を上手く汲み取って、現実にそくして考えないと、どうしてもチームが崩れます。また、チームの色、というのもありますから、例えチーム作業に向く人でも、そのチームに合う、合わない、という問題も出てきます。

学生時代、ツルんで莫迦話に時間を過ごす気の置けない友人、って、ある程度固定化していました。この話をするのはこいつらだな、という感じ。そのような中で連帯感が生まれたり、共通のビジョンが育まれていったり。で、チームの本質って、それと変わらないと思うんですよね。

よく「仕事だから、公私混同するな」とか、「子供じゃないんだから、オトナの付き合いで対処しろ」とか言う人が居ますが、意外にそういう人ほどチームワークを分かっていなかったりするのは、うーむ、とか思ったりしてしまいます。わはははは。

馴れ合いの仲間内で固まるのが良い、と言っているわけではありません。ナーナー(ツーカーじゃないよ!)で進むチームは眩暈がしますし、そもそも進歩なんて望めません。

適宜新しい人材を取り入れて、水の淀みは無くすべきだと思いますし、個性は衝突しあってこそ、だと思います。そしてこれを可能にするのが、「オトナのウワベのツキアイ」ではない、チームワークなんだと思います。頭脳労働なプログラムを優秀な人材の集団で作り上げるためには、どうしても最後は人と人とのぶつかりあいになりますから、心を割って話せなければ、どうやったって、思想もアーキテクチャも実装もゆがんでしまいます。衝突しっぱなしでは、チームになりません。それ故、相手の話を聞くことが出来て、意見を議論できて、最後は皆が笑って納得できるチームを作らねば!

と、こんな視点でチームを見ている自分にとって、採用を大変重視しているJoelの考え方は、大変参考になるのでした。

相変わらず青木さんの訳は(当然)読みやすく、お薦めの一冊です。
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Joel on Software

Joel on Software...

Joel Spolsky, 青...
BEST SOFTWARE WRITING

BEST SOFTWARE WRITIN...

Joel Spolsky, 青...

CROSSOVER ELEVEN

学生の頃(って、随分前の話ですが)、『クロスオーバーイレブン』というラジオ番組が好きでした。

特別熱心に聴いていた、というわけではないのですが、なぜか当時自宅に転がっていた防水ラジオを持って風呂へ入り、ゆっくり湯船に浸りながら、番組の最後のナレーションである「今日と明日が出会うとき。クロス、オーバー、イレブン」というセリフを聴いて、「俺ってなにやら、オトナじゃね!?」とか悦に浸っていたものです。今思うと、ひじょーーに笑えます。わはははは

ちなみにこの Blog のタイトル(?)を考えていたとき、ふとした拍子にこのセリフが頭をよぎり、あぁ、そんな感じでいこうかな、とか思ったりもしていたりしまして、このナレーションは、結構、ココロの奥深くに染み込んでいたりします。

先日、偶然 ファンサイト を見つけました。色々読んでいる内に、凄く懐かしくなり、ついつい「クロスオーバー・イレブン 20センチュリー・ボーイ」というCDを買ってしまいました。

もう、最初のナレーションの声を聴いた途端に「あぁ、そう、これだよ!」と。当時の若くて苦い思いが、ちらほらあふれ出してきて、しかも、スクリプトがまた、その思いを助長するようなものだったので、一人ニヤニヤ笑っちゃいました(傍から見たら、ただのアブナイ人)。

多少、ナレーションのスピードが遅いような気もするのですが、流石に当時の生録テープとかあるわけではないので、これは、単なる思い込みな気もします (^^;

というわけで、この番組が好きだった方、ぜひぜひ、お薦めです。
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クロスオーバー・イレブン~20センチュリー・ボーイ

クロスオーバー・イレブン~20センチュリ...

オムニバス, 津嘉山正種, ゲ...

2008/03/16

AsiaBSDCon 2008

現在 AsiaBSDCon がオンライン参加登録受け付け中。16日までは割安ですよー。って、今日までじゃん! ひー。

2008/03/14

DS美文字トレーニング

私も技術者のハシクレ(?)として、手書きの文字は、相当個性的と言うか、芸術的と言うか、後で自分が解読するのも困難だったりというような字を書くわけでして(注意:技術者が全員字が下手だというのは、自分中心主義のただの思い込み)、こりゃあかん、というわけでDS美文字トレーニングを購入。

字を綺麗に見せるポイントの解説は、おぉ、なるほど、と思うところが多々あります。今までもいろいろ教わってきたけど、その復習と言うか。

しかし、DSの滑るスクリーンの上で字を書くのは結構難しく、只でさえ不格好な字が、更に不格好に。むきー。

これ、十字線の入ったマス目があって、且つ、書くべき文字のお手本がある状態では確かに綺麗な字が書けそうだけど、何も無い状態で綺麗な字が書けるようになるまでは、なかなかな修行が必要そうです...。言うなれば、教習所で車庫入れとか縦列を練習している状態とでも言いましょうか (^^;

ちなみに付属のペンは、思ったよりも使いやすくて、この点では収穫でした(おぃ)。
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2008/03/13

XP 1st Ed.

チームでソフトウェア開発をする場合、チームビルディングが最も重要になります。

「え、スケジュール間に合わないの? 何人追加すれば終わるの?」等と聴いてくる管理職が多いのではないか、と偏見まじりに想像しますが、これが機能しないのは、例えば人月の神話等で、もう30年以上前から言われている事で、ちっとも新しい事ではありません。各人の能力を最大限に発揮させられるチームをマネジメントすることは、大変難しく、奥深いものです。

一方で、ソフトウェアを開発するには、勿論、個々人の開発スキルが重要です。開発系のプラクティスも、達人プログラマーなどで美しくまとめられています。

今振り返ると、XPは、2000年初頭という時期にありながら、この両者で必要となるプラクティスの選択バランスが、最高に絶妙だったと思うわけです。

当時の開発プロセスと言えば、CMMを筆頭とする管理者向けの内容が多かった中、「開発の中心は人間だ」という大前提をまず冷静に認めた上で、管理に必要なプロセスと開発に有益なプロセスとを、チーム全体で目的を達成する為に、一つの流れに組み込んだバランス感覚は、今振り返ってみても、大変素晴らしいな、と感じています。

ScrumLeanなどの実践が、ブームから日常へと一歩一歩、着実に歩みを進めるのは非常に心強く感じています。この進歩を、更に確たるものとするために、
XPの持っていたバランス感覚を大事にして行きたいな、と感じています。

なお、XP 2nd ed.は多少方向性が変化しましたが、それでも心にとどめて置くべき内容は(勿論)満載で、お薦めです。

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人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3))
達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道
達人プログラマー―システム開発の職人から...
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ニコニコ動画(SP1)

少し前の話題ですが、H.264対応になり、随分と綺麗に、また華やかになりました。

音楽チャネルとして使っている自分にとっては、画質よりも音質の向上が嬉しかったりします。しかし、パラメタ調整をしている時間がとれず、iPodで再生できない動画も...(おぃ)。

YouTube もH.264オプションが広く知られるところになりましたし、今後のzoome等、主に画質を売りにしていたサイトの出方に興味があります。

というわけで(?)、高音質版。

mighty roller coaster

meg rockmighty roller coaster

朝からあたしは頭痛が痛い♪
軽快でよい楽曲群です。しかしLantisだとは知りませんでした...。

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2008/03/09

チーム開発とソフトウェア開発プロセス

まずは昔話から。

一人でソフトウェアを完成させるのは、大変クリエイティブで楽しい作業です。実際、昔のゲームプログラマは、プログラミングは勿論、キャラクターデザインから音楽、パッケージの制作まで一人でこなしてしまう、素晴らしい方々がたくさんいらっしゃいました(今でも、きっと、いらっしゃることでしょう)。

ソフトウェア制作は一種の創造作業ですから、どんな内容であれ、明確な方向づけが欠かせません。その点で一人ですべての方向づけを行う、と言うのは理にかなっていると思っています。

その後、自分のあまり得意でない分野の作業や、一人では時間のかかってしまう作業を、気心の知れた知人等と共同で進める開発スタイルが登場してきました。オープンソースソフトウェアや同人ソフトウェアの開発はこの流れの延長線上だと言えるでしょう。同じ志をもつ人々が集まって、一つのソフトウェアの開発に携わり、一人では難しい規模のソフトウェア開発を実現してきました。

複数人で作業を行う場合、一人で作業を行う場合と異なり、何らかの規約が必要になることが多いです。この規約は、目指す方向や、チーム自体の性格、また参加者の思いで大きく異なります。例えば「声をかけ合って、二人で同じファイルを編集することがないようにしよう」という程度な緩い規約だったり、「発売日に向けて、毎日互いの開発進度を報告しあい、進捗を明確に管理しよう」というような真面目な規約だったり。

こんな感じで作られたチームの規約が、そのチームの有益な「ソフトウェア開発プロセス」なわけです。チーム内での合意なわけですから、チームに適した、チームが進みやすい、チームの目的を達成するための規約でなければならないのは当然のこと。プロセスの規模やその適用範囲は、チームの合意として選択されるに過ぎません。

ここまでこの記事を読んで下さっている方には言わずもがな、なわけですが、いつの間にやらこの前提がひっくり返り「急造混成チームへ一本の軸を与えて運用する為、既存のプロセスを組み合わせたベストプラクティスとやらを適用するのだ」という、大変不思議(?)な現象が蔓延するようになってしまいました。

例えば悲しい話として、無理矢理混成チームを与えられてしまった方、例えばチームリーダが「僕の立ち位置では、この与えられたチームを存続させ、どういうやり方であれミッションをこなすことが重要なのだ」等と思い詰めてしまった挙げ句「よく分からないけど、チームに軸を通す為には、チームへプロセスを適用しなきゃいけないらしい」と右往左往している状況を目の当たりにすることがありますが、意味のすり変えられてまった「プロセス」という悪魔の言葉に躍らされ、なぜ故、皆が不幸になっていってしまうのだろうか、と考え込まざるを得ません。

本来、チーム自体が「統一された目的無きまま強制的に集められた人員で作られたチーム」ですから、その時点では多かれ少なかれ、メンバの心が各々違う方向を向いていたりします。ほんの一瞬立ち止まって考えれば、まずはチームの一体感が重要だよね、と考えが進むのでしょうが、心の焦ってしまっているチームリーダがまかり間違って「強固なプロセス」を、そのチームへ適用してしまったりすると...。

お寿司をたべたいなー、とか思っている人と、今日は絶対中華だな、とか思っている人を、無理矢理引っ張ってフランス料理屋へ連れて行き、あげく「こら、音を立ててスープを飲むな」とか叱ってみても、誰も食事本来の目的である「美味しいものを楽しむ」という心は満たされないですよね、なんて話をすると、誰もが、うんうん、と笑ってくれます。でも、企業のソフトウェア開発の現場って、こんなことが、それこそ毎日、真面目な顔で行われているのですから、どこかで何かボタンの掛け違いが起こっているに違いありません。

この問題を解きほぐし、開発者が個人の能力を最大限に発揮できるチームを創造でき、しかもビジネスとして成功できるには、という視点で、以後、少しずつ模索して行きたいと思います。

夕空

綺麗な空でした。

PENTAX K10D / smc PENTAX-DA 12-24mmF4 ED AL[IF]

啓蟄も過ぎ、春遠からじ、ですね。

ASAHIネット固定IPアドレス有料化

固定IPアドレスの無料サービスをご利用の皆様へ

今まで無料で固定IPアドレスサービスを提供してくれていたASAHIネットですが、「5月から840円/月になりますよ」というお知らせ。有料化は仕方ないのかな、とは思いましたが、一気に値段が跳ね上がるので、正直、驚きました。

うーん、固定IPアドレスないと、勤務先から自宅へのsshリンク確立が出来なくて、それは大変に困る。メインSMTPとかは既に外部サーバへ移行させてしまったから、多少安定性には目をつぶって、DynamicDNSでも試してみようかな。

勤務先がIPv6を通してくれると有り難いのだけど...。

2008/03/08

今日のお酒: Duc de Raybaud Brut Chardonnay


Duc de Raybaud Brut Chardonnay

シャルドネ全開のアタック感。さわやかで美味しく飲めますが、爽やかすぎて、あっと言う間に飲み終わってしまいました...。ひぇー、連日飲み過ぎ。

2008/03/07

今日のお酒: Zeller schwarze Katz Sekt(trocken)


Zeller schwarze Katz Sekt(trocken)
まさにドイツワインといった香りと酸味が広がるSekt。やっぱり、ドイツワインはおいしいなー。そして(相変わらず)国内では不人気で悲しいな...。

PAYDAY

遅ればせながらTHE HELLO WROKSPAYDAY買いました。

スチャダラファンとして、ANI、BOSE、SHINCOの楽曲が聴けるのはサイコーです。声だけ聞いてると年月を感じないなー。歌詞も相変わらずで良いです。ふとゼルダのCMを思い出しました。


それでもやっぱり最大のお奨めは「5th.WHEEL 2 the COACH」ですね。
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PAYDAY

PAYDAY...

THE HELLO WORKS...
「5th.WHEEL 2 the COACH」standard of 90'sシリーズ(紙ジャケット仕様)

「5th.WHEEL 2 the COA...

スチャダラパー, ナオヒロック...

2008/03/05

「テレビの友チャンネル Gガイド for Wii」登場

テレビの友チャンネル Gガイド for Wii」が公開されました。

普通のテレビガイドなわけですが、みんなで共有できる、というところがWii的なミソですね。私は「みんなで投票チャンネル」へ毎週投稿しては、その結果を何気に楽しんでいたりするのですが、そういった「匿名でゆるーい集合の情報」といった視点で楽しめそうです。

というわけで、早速試用。流石にWiiの画面ですから、情報量は限定されます。頑張っている点は評価できるのですが、それでもやっぱりちょっと辛い感じ。一方で、1週間分を表示するViewとかはゲーム機らしく、なかなか良い感じで、且つサクサク動きます。

詳細情報を表示して、適当な文字列を選択すると、その文字列にマッチした検索が行えるのですが、これが速い! 本当に一瞬で返ってきます。これは素晴らしいです。一方、ポイントのしにくさや、文字入力画面の使いにくさは、まぁ、Wiiリモコンなので、相変わらず...。

さて、肝心の「みんなの注目度」ですが、それほど情報が集まっていないからなのか、まぁ、こんなもんかな、という感じ。もう少し登録が増えれば、年齢や性別でガラリと方向性が変わるのかも知れません。私はこの情報を、それこそ「みんなで投票チャンネル」のように、地域や年齢で一覧できるのだと思っていたので、その点が少し残念でした(探し方が悪かったかな?)。

最後に、実はこっそり期待していた「テレビリモコン機能」。なんてったって、その実装が、
※テレビリモコン信号は、Wiiリモコンではなくセンサーバーから発信され、壁などに反射してテレビに伝えられます。
というのですから、ワクワクです。この奔放な発想と、それでも実装してしまう無謀なやんちゃさが任天堂という感じで、まさに敬服。

ただ、残念なことに、私の環境ではうまく機能しませんでした...。我が家は、テレビ付属のリモコンですら、テレビ操作が覚束ないような環境なので、仕方がないのかなぁ、と。センサーバーの光線とテレビのIR受光部の角度を考えて、光線を反射しそうなものを置いみたりしたんですが、やっぱりだめでした。無念。

というわけで、現状での大まかな感想としては「もっと参加者のデータが集まり始めれば、娯楽として楽しめるかな」という感じ。テレビガイドそのものを楽しむよりは、様々な人々の傾向を楽しむほうが本位だと思うので、そういった点での今後の機能追加に期待です。

2008/03/02

今日のお酒: Fürst von Metternich(Riesling Zekt/Dry)

Fürst von Metternich(Riesling Zekt/Dry)


最初かすかな苦味が感じられて、次に蜂蜜の甘さが一気に広がります。ドイツワインはおいしいなー。

残念なことに、近所で愛用していた酒屋が移転してしまいました。ドイツワインの品揃えが豊富という、珍しいお店だったので、凄く残念です。長い間、どうもありがとうございました。

新型 MacBook/MacBook Pro 発売

(いまさらですが)新型 MacBook & MacBook Proが発表になりました

「CPUがPenrynになった」というのが今回の目玉だと思いますが、個人的には、MacBookの最低価格が下がったことと、4Gまでメモリが詰めるようになったのが魅力的です。

いろいろな方が考察されているように「今回のバージョンアップは、インテルのCPU供給戦略によって引き起こされたもの」という点もあるかと思いますが、モデルとしての成熟度も感じられ、お買い得ではないかな、と感じています。

一点、MacBookにマルチタップが実装されなかったのが寂しいのですが、やっぱりProとの差別化戦略なんでしょうかね...?

OSがBSDベースになって以来、「Macが欲しい」と思いつつ早幾年、貧乏故になかなか手に入れられないんですが、今度こそ、欲しいなぁ(こればっか)。

FreeBSD 7.0 RELEASE

FreeBSD 7.0がリリースされました。おめでとうございます。

自分で使う分にはこんなところが面白そう。
  • The ULE scheduler is vastly improved...

  • Experimental support for Sun's ZFS filesystem.

  • The unionfs filesystem has been fixed.
7.1Rになったら、手元のシステムを入れ替えよう。

2008/03/01

卒業式

早いもので、もう3月。

というわけで(?)、「卒業式」を扱ったVOC@LOID楽曲群の中で、私が気に入っているものを3曲ほど(もちろんこれ以外にも卒業式を扱った良曲はいっぱいあります)。

実際の卒業式で、これらの楽曲を流す学校ってないのかな?