2017/12/31

Bluetooth イヤホン

今年購入したBluetooth イヤホンは、Beatsの Beats Xと、Jaybird のX3。



利用している環境は、通勤時、並びに、ジムでのトレーニング中に、音楽やPodcastを聞くことです。

どちらも基本性能は十分なのですが、結局は Jaybird X3を使っています。

Jaybird X3の一番の利点は、音の好みを自分で変更できること。例えば、iOS用には、Jaybird Mysoundアプリが用意されており、これで音のバランスを調整できます。例えば、Beatsのような低音の効いたサウンドや、国内ヘッドフォンで多いボーカル系の高音域を強調したサウンドなど、自由に調整可能です。他の人が作った設定を利用することもできるため、気軽に様々な音を楽しめます。

防汗、防沫な点も見逃せません。ジムでの利用では汗が避けられないため、これは重要な要素です。また走っている際に邪魔にならないよう、ケーブルを折りたたんで固定することもできます。

その他、ボリュームボタンで現在のバッテリーレベルを教えてくれること、電源オン時とBluetooth接続時とを別々に音声で教えてくれること、など細かな点でも行き届いています。

一方で、Beats Xが優れている点としては、マイク性能が挙げられます。Siriを常用する場合マイク性能は重要な要素ですが、生憎Jaybird X3のマイク性能は、Beats X へ遥かに及びません。静かな空間では音声を拾ってくれますが、屋外など外部環境音の発生する箇所では実用になりませんでした。

また、Beats Xは充電がLightningで行える点も魅力です。iPhoneを利用していれば、Lightningでの充電環境を探すことは難しくありません。一方 Jaybord X3は特殊な充電アダプタが必要であり、これを無くしてしまうと一切充電ができません。

総じて、ジムでの利用頻度が高い自分には、Jaybird X3が向いているようです。通勤時などの日常使いが種目できであれば、Beats Xは十分に有効な候補となるでしょう。

4Kメディアプレーヤー

昨年末、4K/HDRテレビを購入したものの、なかなか、アップコンバータ以外の方法で4Kコンテンツを視聴することができませんでした。

今年は、Apple TV 4K とFire TV(4Kモデル)を導入することができました。




4Kコンテンツの充実を楽しみにしていたのですが、残念ながら、どちらも4Kコンテンツの充実度はイマイチでした。

そんな中、一番テレビの性能を発揮できたのは、実はApple TV 4Kのスクリーンセーバーでした。HDRを生かした映像を使っている、ということもあるのでしょう、とても綺麗な映像を楽しむことができます。またUIウィジェット群も、4KではないAppleTV と比べて、非常に柔らかい色使いで表現されており、こうしたこだわりも嬉しい限りです。

一方で、今回初めての購入だったFire TVは、UIがシンプルにして十分な快適さを有していることに驚きました。フォーカスベースのインターフェイスとしては、AppleTVのTouchサーフェスを備えたSiri Remote よりもはるかに実用的に感じます。

こうしてみると、Apple TVの入力インターフェイスは、まだ二転三転しそうな気がします。また、AppleTV の Amazon Prime Video アプリで Amazon Prime Video を視聴するよりも、FireTV で視聴した方が高ビットレートで表示されることの多いことも気になりました。

今後の焦点は、両者とも4Kコンテンツの充実でしょう。海外では徐々に4Kコンテンツが増えていること、また、NETFLIXが一歩先を行っており、それを目指した競争が進んでいることから、期待できそうです。

スマートスピーカー

今年は日本でもスマートスピーカーが小売りされた年となりました。

私が今年購入したのは、Google Home Mini と Echo Dot。





購入前は、言語認識性能、知識量ともに Google Home Mini の圧勝だと思っていました。

実際使ってみると、確かに Google Home mini は言語認識性能が素晴らしいものの、やや「できません」「わかりません」との返答が多いように感じます。私が、Googleサービスへ十分なデータを提供できていない、ということもあるのですが、Google Assistantが提供してくれる情報量と比べてもやや寂しさを感じます。

一方、Echo Dot はユーモアを交えて、会話を続けようとしてくれます。Siriに近い対話パターンを目指しているような感じです。iClouldカレンダーとも連携してくれる点も、Google Home miniよりも、私の利用環境では、実用的でした。もちろん Amazon サービスと連携しているので、購買品のトラッキングにも使えます。

とはいえ、どちらも実用性ではまだまだ発展途上であり、何かを気軽に依頼できる、というわけではありません。Siriもイマイチではありますが、それでも画面へ応答パターンを表示し、即座に修正できるチャンスを提供してくれる、という仕組みが、この手のベータ的なサービスでは実用的なのだな、と改めて感じました。

ただし、PCのインターフェイスがCUIからGUIへ変化したように、今後のインターフェイスが自然文を用いたものになることは間違いないと思います。日本人の公的な場でのメンタリティを考えると、それが音声を用いたものなのか、はたまた、チャットインターフェイスのような文字入力を基礎としたものなのかは分かりませんが、プライベートな場では、音声入力、音声+データ表示出力、という形態が、案外遠くないうちに一般化するのでは、と予想しています。

iPhone X

iPhone X は11月に購入しました。





発表前は「ノッチが醜い」「数量が限定的で今年手に入れることは困難である」「ホームボタンがなくなったことで、使い勝手はベータレベルである」「顔認証は誤認識が多く、TouchIDの代わりにはならない」など、様々な噂が飛び交っていましたが、結局どれも杞憂に終わりました。

不思議なもので、iPhone Xの操作に慣れると、10年近く行ってきたホームボタンを押す、という行為を忘れてしまいます。iPadを使うときにすら、画面を見つめてロックが解除されることを待ち受けていたり、ホームへ戻るときにもスワイプアップしてしまう、ということが頻発しています。ましてや、他のiPhoneモデルを使う際には尚更です。

見つめるだけでロックを解除してくれるFaceIDは、iPhone Xで気に入っている機能の一つです。画面を見ているだけで、勝手にロックを解除してくれるため、動作に無駄がありません。ホームボタンを押す、という行為が必要な今までのiPhoneでは、TouchIDが便利な方法でしたが、ホームボタンがなくなったiPhoneXでは何もせずにロックが解除されるFaceIDが利に適っているように感じられます。

地味ながら、私が実は一番便利に感じているのは、サイドボタンの長押しでSiriを呼び出せることです。サイドボタンの長押しは、iPhoneを両脇からホールドする形になるため、ホームボタンの長押しに比べ安定します。Siriに何かを頼む際には、歩行中など、画面を見ることが困難な場合が多いため、安定して保持できることは重要な要素です。

iPhoneは毎年販売価格が上昇している点が気がかりなものの、ホームファクタが変化したことが、来年以降の変化へどのような影響を及ぼすのか興味深く感じています。

Apple Watch Series3

Apple Watch Series3 は9月に購入しました。

初代 Apple Watch、2代目 Apple Watch Series2と同じく、Series3もステンレススチールケースを選択。
そろそろ変化も良いかな、と思ったものの、このカラーとモデルが、各種バンドへ合わせやすいような気がします。

Series3 最大の特徴はCellularモデルが用意されたことです。アルミニウムケースでは、Cellular あり/なしモデルが用意されています。Cellular モデルの竜頭は赤く、非Cellularモデルの竜頭は従来と同じ黒です。



一方、ステンレスケースとEditionでは、Cellularモデルのみの提供です。

本体の外見は、初代からほぼ変わっていないApple Watchですが、Series3 でApple Watchの収められている外箱に変化がありました。

ステンレスケースモデルは、縦横の長さが同じくらいの立方体の箱へ入っています(アルミニウムケースモデルは横長の箱です)。初代と Series2は、その外箱の中へプラスチックの箱が収められており、Apple Watch はその中へ格納されている、という二重構造でした。

一方で、Series3からは内側のプラスチック箱が省かれました。iPhoneなどと同じ格納構造です。



初代AppleWatchは処理性能の問題から、Siriを呼び出し命令を実行してもらうまでに長い時間が必要で、常用は難しい、というのが正直な印象でした。

Series2になってから性能が一気に加速し、Siriを通じた処理が実用的になりました。このモデル以後、私はリマインダへの登録を、全てApple Watchで行なっています。

その中で登場したSeries3ですが、処理性能がさらに引き上げられ、電池の持ちも随分と向上しました。

今まで iPhone の Siri 経由で行っていたカレンダへのイベント登録など、長文となる命令も、Apple Watch 経由で行うことも増えてきました。また、WatchOS4から登場したSiri Faceも、Series2 で利用すると電池消費量が多く終日の利用は困難でしたが、Series3では、1日以上利用することが可能です。

また、Series3 の特徴というよりも WatchOS4 の機能ですが、ワークアウトへ向けた機能が向上し、各種ワークアウトの開始が簡略化や、心拍数の一覧など、実用的な機能向上が図られました。

逆に Apple が Series3 の売りにしている Cellular 機能は、それほど出番がありませんでした。この機能は、屋外で運動している際などに便利なのだと思いますが、私は、ジムでトレーニングしている場合でも常に iPhoneを携帯しているため、Apple Watch単体での利用、という場面にはなかなか遭遇しません。

Series2頃よりApple Watchの主体はアルミニウムケースへと移ってきました。外箱の簡略化やワークアウト機能の向上などからも、当初目指していたと思われる「高級時計」というイメージから、カジュアルな「スポーツウオッチ」へのイメージ戦略のシフトが感じられます。

結果、手探り状態であった初代機に比べ、利用シーンが明確になってきたと感じています。Apple Watchはスポーツシーンを含む各種日常生活をサポートするためのコンパニオンツールだと言えるでしょう。カレンダーやリマインダの通知、心拍数や歩数、運動量など活動の記録、突発的なメッセージやニュース等の伝達。これらのサポート機能を、「自発的にiPhoneを取り出す」ことなしに支援してくれる、というのが Apple Watch の真髄と言えそうです。

初代Apple Watchに未来を感じて購入したものの、その後使わなくなってしまった、という方は、Series3を試してみることで、当初思い描いていた世界を堪能できるかもしれません。

2017振り返り

2017年も、もう終わり。

今年も公私的に色々あり、様々な方々へお世話になりました。深く感謝しております。

そんな中、相も変わらず幾つかのデジタルガジェットを購入しました。
年の終わりとして、心に残った製品のレビューをまとめたいと思います .


来年が皆様にとって良い年となりますように、心からお祈り申し上げます。