DTIの新サービス、DTI ハイブリッドモバイルプランへ加入しました。
このサービスは「FOMAの3G接続を月額2980円で無制限に利用出来る」という破格のサービスです。ダウンロードは最大7.2Mbpsで速度制限はありません。しかも、NTTコミュニケーションズが提供する無線LANサービス「HOTSPOT」も追加料金無しに利用できます(但し、東京メトロなどでは使えないなど、一部制限があります)。
最低利用期間は24か月。これ以前に解約した場合、違約金を払う必要があります。また利用可能な端末は買取ができず、レンタル利用しかできません。現在はモバイルルータタイプ、USB接続タイプの何れも、月額630円です。このレンタル機器に関しても24か月の最低利用期間が設けられており、こちらもそれ以前の解約では違約金が必要になります。
先日端末が届きましたので、早速試してみました。レンタルした端末はモバイルルータタイプ。NetIndex社のRS-CV0Cです。連続通信時間は4時間とのこと。
普通に宅急便で届きました。利用案内などは別送の郵便で届きました。
中にはルータを収めた小さな箱と無線LANサービスに関する説明書。
箱を開くとルータ本体が。
ルータの下にはUSBケーブルと、ACアダプタ、バッテリ。ACアダプタは小型です。
EMOBILEのD25HWとの大きさ比較。ほぼ同じくらいです。液晶表面はRS-CV0Cの方が指紋が目立ちます。
下から眺めてみました。厚みは同じくらいですが、RS-CV0Cの方がやや幅があります。D25HWはミニBコネクタ、RS-CV0CはマイクロBコネクタ。
重量比較。D25HWは80gRS-CV0Cは84g。実際には、差異は感じられません。
WiMAXのAterm WM3500Rとの比較。WM3500Rの連続通信時間は8時間と、RS-CV0Cの倍です。その為でしょう、サイズは一回り大きめです。
重量もやや重めの117g。
RS-CV0Cの裏蓋を開けたところ。写真ではとり出していますが、FOMAのSIMは刺さった状態で届きました。左脇はmicroSDカードスロット。
電源を入れてみました。D25HWのような液晶画面はなく、LEDでの状態表示のみ。その点ではWM3500Rに近いと言えますが、RS-CV0CのLEDは状態に応じて複数色に変化するタイプであり、また状況に依っては、フワリと点滅するなど、華やかな印象です。
設定画面もアイコンを多用した鮮やかで解りやすい印象。何らかのルータの設定をしたことのある人は、簡単に設定変更が出来るでしょう。
個人的にはMACアドレス登録時、機器名が登録できる点が便利だなと思いました。
Mac版ドライバはRS-CV0C本体へ納められています。RS-CV0Cの電源を投入し、USBケーブルでMacと接続すると、ドライバのインストーラが納められた「RS-CV0C_Drivers」フォルダが自動的に表示されます。
注意点は、ドライバインストール後、再度「Start RS-CV0C.app」を実行する必要のあること。これによりRS-CV0C_SwitchToolが実行され、インストールが完了します。この作業を行わない場合、RS-CV0C接続時に毎回「RS-CV0C_Drivers」フォルダが立ち上がってきます。この状態では、RS-CV0CへmicroSDカードを差し込んでいても、そこへアクセスすることは出来ません。但し、この処理にバグがあるようで、RS-CV0C_SwitchToolを実行しても、「RS-CV0C_Drivers」ドライブが表示されてしまうことが多々あります。
また、RS-CV0C_SwitchToolはSystem PreferenceのNetworkへRS-CV0C用の設定を追加しますが、この追加処理は現在選択されている「Location」に対してのみ実行されます。もし「Automatic」以外のLocationを作成しており、且つ、そこへインストールをしたい場合には、事前に切り替えておくと必要があります。多くのネットワークドライバのインストーラは、全てのLocationへ追加してくるため、やや不便に感じました。
ファームのバージョンが1.0だからでしょうか、これ以外にもやや小さなバグがあるようで、例えばmicroSDカードを示す「ディスク」アイコンをEjectしても、直後に再mountされてしまう、電源オフ状態のRS-CV0CをMacBook ProやAirへ接続すると、場合によっては、まるでUPSが接続されているかのようにMacOSが誤認識してしまう、などの現象を確認しています。
何れもクリティカルな問題でありませんが、修正を期待したいところです。
簡単に接続速度を計測してみました。使用したサイトは「BNRスピードテスト」です。計測は屋内で行いました。ルータの設定画面では「アンテナレベル5」と表示されています。
5回計測を行い、最低転送速度は197.205kbps、最高転送速度は493.156kbps、平均は356.733kbpsという結果でした。
今度は同じ場所でD25HWに切り替え、EMOBILEの伝送速度を計測しました。液晶に表示される受信レベルはアンテナ3本です。
5回計測し、最低転送速度は291.018kbps、最高転送速度は665.251kbps、平均は446.772kbps。ややEMOBILEの方が速度が出ていますが、各転送のばらつき具合を見る限り、大きな差異は感じられません。
最後にWiMAXで計測してみました。受信環境が悪く、アンテナは1本から2本の間を揺れ動いています。
同じく5回計測し、最低転送速度は683.317kbps、最高転送速度は847.613kbps、平均は786.331kbpsでした。不利な受信環境にもかかわらず、安定して3G接続を上回る速度で接続できました。
たった一拠点で、且つ、ただ一度の計測に過ぎず、またインターネット自体の負荷にも左右されますが、現状のDTIハイブリッドモバイルプランは、EMOBILE同様の速度を期待できそうです。その上で、価格の安さや、FOMA網の広さと安定性を考えれば、常用のモバイル回線として十二分の資質を有していると言えるでしょう。
常に安定して使えるモバイル接続回線を求めている方には、このDTIハイブリッドモバイルプランは、大変お薦めできるプランだと言えるでしょう。私も、暫くは、DTIハイブリッドモバイルプランとUQ WiMAXの1Dayプランを必要に応じて使い分けていこうと考えています。
DTIハイブリッドモバイルプランの人気が高まるに伴い、果たしてこの先、どこまでこの接続速度を維持できるのかが今後の焦点になると感じました。
このサービスは「FOMAの3G接続を月額2980円で無制限に利用出来る」という破格のサービスです。ダウンロードは最大7.2Mbpsで速度制限はありません。しかも、NTTコミュニケーションズが提供する無線LANサービス「HOTSPOT」も追加料金無しに利用できます(但し、東京メトロなどでは使えないなど、一部制限があります)。
最低利用期間は24か月。これ以前に解約した場合、違約金を払う必要があります。また利用可能な端末は買取ができず、レンタル利用しかできません。現在はモバイルルータタイプ、USB接続タイプの何れも、月額630円です。このレンタル機器に関しても24か月の最低利用期間が設けられており、こちらもそれ以前の解約では違約金が必要になります。
先日端末が届きましたので、早速試してみました。レンタルした端末はモバイルルータタイプ。NetIndex社のRS-CV0Cです。連続通信時間は4時間とのこと。
普通に宅急便で届きました。利用案内などは別送の郵便で届きました。
中にはルータを収めた小さな箱と無線LANサービスに関する説明書。
箱を開くとルータ本体が。
ルータの下にはUSBケーブルと、ACアダプタ、バッテリ。ACアダプタは小型です。
EMOBILEのD25HWとの大きさ比較。ほぼ同じくらいです。液晶表面はRS-CV0Cの方が指紋が目立ちます。
下から眺めてみました。厚みは同じくらいですが、RS-CV0Cの方がやや幅があります。D25HWはミニBコネクタ、RS-CV0CはマイクロBコネクタ。
重量比較。D25HWは80gRS-CV0Cは84g。実際には、差異は感じられません。
WiMAXのAterm WM3500Rとの比較。WM3500Rの連続通信時間は8時間と、RS-CV0Cの倍です。その為でしょう、サイズは一回り大きめです。
重量もやや重めの117g。
RS-CV0Cの裏蓋を開けたところ。写真ではとり出していますが、FOMAのSIMは刺さった状態で届きました。左脇はmicroSDカードスロット。
電源を入れてみました。D25HWのような液晶画面はなく、LEDでの状態表示のみ。その点ではWM3500Rに近いと言えますが、RS-CV0CのLEDは状態に応じて複数色に変化するタイプであり、また状況に依っては、フワリと点滅するなど、華やかな印象です。
設定画面もアイコンを多用した鮮やかで解りやすい印象。何らかのルータの設定をしたことのある人は、簡単に設定変更が出来るでしょう。
個人的にはMACアドレス登録時、機器名が登録できる点が便利だなと思いました。
Mac版ドライバはRS-CV0C本体へ納められています。RS-CV0Cの電源を投入し、USBケーブルでMacと接続すると、ドライバのインストーラが納められた「RS-CV0C_Drivers」フォルダが自動的に表示されます。
注意点は、ドライバインストール後、再度「Start RS-CV0C.app」を実行する必要のあること。これによりRS-CV0C_SwitchToolが実行され、インストールが完了します。この作業を行わない場合、RS-CV0C接続時に毎回「RS-CV0C_Drivers」フォルダが立ち上がってきます。この状態では、RS-CV0CへmicroSDカードを差し込んでいても、そこへアクセスすることは出来ません。但し、この処理にバグがあるようで、RS-CV0C_SwitchToolを実行しても、「RS-CV0C_Drivers」ドライブが表示されてしまうことが多々あります。
また、RS-CV0C_SwitchToolはSystem PreferenceのNetworkへRS-CV0C用の設定を追加しますが、この追加処理は現在選択されている「Location」に対してのみ実行されます。もし「Automatic」以外のLocationを作成しており、且つ、そこへインストールをしたい場合には、事前に切り替えておくと必要があります。多くのネットワークドライバのインストーラは、全てのLocationへ追加してくるため、やや不便に感じました。
ファームのバージョンが1.0だからでしょうか、これ以外にもやや小さなバグがあるようで、例えばmicroSDカードを示す「ディスク」アイコンをEjectしても、直後に再mountされてしまう、電源オフ状態のRS-CV0CをMacBook ProやAirへ接続すると、場合によっては、まるでUPSが接続されているかのようにMacOSが誤認識してしまう、などの現象を確認しています。
何れもクリティカルな問題でありませんが、修正を期待したいところです。
簡単に接続速度を計測してみました。使用したサイトは「BNRスピードテスト」です。計測は屋内で行いました。ルータの設定画面では「アンテナレベル5」と表示されています。
5回計測を行い、最低転送速度は197.205kbps、最高転送速度は493.156kbps、平均は356.733kbpsという結果でした。
今度は同じ場所でD25HWに切り替え、EMOBILEの伝送速度を計測しました。液晶に表示される受信レベルはアンテナ3本です。
5回計測し、最低転送速度は291.018kbps、最高転送速度は665.251kbps、平均は446.772kbps。ややEMOBILEの方が速度が出ていますが、各転送のばらつき具合を見る限り、大きな差異は感じられません。
最後にWiMAXで計測してみました。受信環境が悪く、アンテナは1本から2本の間を揺れ動いています。
同じく5回計測し、最低転送速度は683.317kbps、最高転送速度は847.613kbps、平均は786.331kbpsでした。不利な受信環境にもかかわらず、安定して3G接続を上回る速度で接続できました。
たった一拠点で、且つ、ただ一度の計測に過ぎず、またインターネット自体の負荷にも左右されますが、現状のDTIハイブリッドモバイルプランは、EMOBILE同様の速度を期待できそうです。その上で、価格の安さや、FOMA網の広さと安定性を考えれば、常用のモバイル回線として十二分の資質を有していると言えるでしょう。
常に安定して使えるモバイル接続回線を求めている方には、このDTIハイブリッドモバイルプランは、大変お薦めできるプランだと言えるでしょう。私も、暫くは、DTIハイブリッドモバイルプランとUQ WiMAXの1Dayプランを必要に応じて使い分けていこうと考えています。
DTIハイブリッドモバイルプランの人気が高まるに伴い、果たしてこの先、どこまでこの接続速度を維持できるのかが今後の焦点になると感じました。
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