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2013/11/04

OS X Mavericksのマルチディスプレイ環境でのDock

OS X Mavericksのウリの一つが「マルチディスプレイ対応の強化」です。

「各ディスプレイでフルスクリーンモードを個別に有効にする」「各ディスプレイへメニューバーを表示させる」といった機能は比較的目につきますが、「各ディスプレイでDockを表示する」機能はやや特殊です。

この機能は、

  1. Dockを下部へ表示する設定としている状態で(「自動的に隠す」はチェックしなくても良い)
  2. 表示したいディスプレイの画面下端へマウスカーソルを押し付けて、
  3. 0.5秒ほど待つと、
  4. そのディスプレイへDockが移動する

といった動作になります。

メニューバーのようにすべてのディスプレイで、常時表示させることはできません。

もとのディスプレイでDockが引込み、新しいディスプレイ上で顔をだす姿は、なかなか楽しく、つい、意味もなく移動させたくなります。

2013/10/26

OS X Mavericks では bind が同梱されない

従来OS Xへは、ネームサーバとしてbindが同梱され、/usr/sbin/namedへインストールされていました。

このnamedは、デフォルト状態では/etc/named.confを設定ファイルとして参照するように構成されています。また、そのnamed.confに基づき、ゾーン(ドメイン)レコードは/var/namedへ格納するようになっています。

しかし、OS X Mavericksでは、bindが同梱されなくなりました。また旧版からアップグレードを行うと、/usr/sbin/namedなどのバイナリに加え、/etc/named.confならびに/etc/rndc.key、ゾーン情報格納ディレクトリの/var/namedも除去されます。Mavericksへアップグレードを行う場合、これらファイルを事前にバックアップしておくことをお薦めします。

なお、これらのファイルはTime Machineバックアップの対象になっていますので、万が一除去されてしまった場合には、Time Machine内を探すと良いでしょう。

bindは同梱されなくなりましたが、勿論各自でインストールし、利用することは可能です。例えば HomeBrewを使っている場合、
% brew install bind
のようにインストールすることで、従来通りbindを利用することができます。なお、設定ファイルのデフォルト参照先が旧OS X同梱版とは異なります。例えばbind 9.9.4をインストールした場合、デフォルトの設定ファイルは、
/usr/local/Cellar/bind/9.9.4/etc/named.conf
が利用されます。named.confを移動させるか、-cオプションで任意のファイルを指定すると良いでしょう。

また、OS X Serverをインストールしても、DNSサービスが利用できるようになります。

こちらは、ネームサーバのオン/オフやゾーン情報をGUIで設定でき、bindに馴染みの無い方も簡単に利用することが可能です。なお、iOS Developer Connectionの有料会員はOS X Serverを無料でダウンロードすることが可能です。

OS X Serverのネームサーバアプリケーションには、従来同様bindが使われており、2013/10/26現在、バージョンは9.9.2-P2です。

バイナリは
/Applications/Server.app/Contents/ServerRoot/usr/sbin/
ディレクトリへ格納されます。このbindは、デフォルト設定ファイルとして、
/Library/Server/named/named.conf
を参照するように構成されています。またこのnamed.conf内では、ゾーンレコードも、named.confと同じディレクトリの
/Library/Server/named/
へ格納されるようになっています。レコード数が多い場合などは、従来のレコード情報を、このディレクトリ内ファイルへマージすれば、簡単に移行することができるでしょう。

なお、レコードファイルを機械処理しやすくする為でしょう、例えば、

  • ラベル部に書くホスト部は絶対名で書く(e.g. foo.example.com.)

  • A/PTRへ紐付けられていない情報はGUI上では表示されない

などの制約があるようです。特殊な運用をしていた場合は、少し注意したほうが良いかもしれません。

2013/07/21

MacBook Air 2013 + AirMac Exteme を使い 802.11ac で通信速度を計測

MacBook Air 2013 で IEEE 802.11acドラフトが採用されましたが、同時にAirMac Time CapsuleAirMac Extremeも802.11acドラフトを採用した新製品が発売になりました。 

MacBook Airの新調に併せAirMac Extremeも購入し、802.11ac環境を整えることができたので、従来の802.11nとの速度を比較してみることにしました。

AirMac Extremeは非常に縦長の外装。同時に発売されたTime Capsuleと同一の形状です。



 端子類を覆うようにシールが貼られている点はAppleTVでの対応と同様。


国産アクセスポイントなどと異なり、内容物もシンプルな構成で、マニュアル類はほとんど含まれていません。設定を専用のアプリで行うことが前提になっている為でしょう。



まずは、MacBook Air 2013を従来から利用しているアクセスポイントであるNEC AtermWR9500Nへ接続し、速度を計測してみました。

接続には5GHz帯域を使用します。アクセスポイント自体はチャンネルボンディング/3ストリーム対応の為、理論値450Mbpsですが、MacBook Air側が2ストリームまでの対応であるため、理論値は300Mbpsとなります。

設置環境は従来までの計測同様、木造2階建ての1Fと2Fで行いました。但し今回は、計測プログラムへnuttcpを使っています。

   26.6250 MB /   1.00 sec =  223.1951 Mbps
   27.3750 MB /   1.00 sec =  229.6127 Mbps
   27.0625 MB /   1.00 sec =  227.2098 Mbps
   27.5000 MB /   1.00 sec =  230.5712 Mbps
   27.2500 MB /   1.00 sec =  228.6858 Mbps
   27.5625 MB /   1.00 sec =  231.2739 Mbps
   21.5625 MB /   1.00 sec =  180.8837 Mbps
   26.6875 MB /   1.00 sec =  223.6922 Mbps
   26.7500 MB /   1.00 sec =  224.5920 Mbps
   27.7500 MB /   1.00 sec =  232.7531 Mbps

  266.6250 MB /  10.02 sec =  223.3137 Mbps 7 %TX 2 %RX 0 host-retrans 2.14 msRTT

結果は223.3137 Mbps。非常に優秀な成績です。

今度は、アクセスポイントをAirMac Extremeへ切り替えて計測しました。

こちらもアクセスポイントは3ストリーム対応ですが、MacBook Airの制限で理論値866.7Mbpsとなります。接続帯域は、同じく5GHz、設置環境も同様です。

   62.0000 MB /   1.00 sec =  519.7294 Mbps
   66.3125 MB /   1.00 sec =  556.4387 Mbps
   65.8125 MB /   1.00 sec =  551.9108 Mbps
   67.0625 MB /   1.00 sec =  562.8503 Mbps
   66.4375 MB /   1.00 sec =  557.2151 Mbps
   65.9375 MB /   1.00 sec =  553.4338 Mbps
   66.5625 MB /   1.00 sec =  558.3874 Mbps
   66.9375 MB /   1.00 sec =  561.3261 Mbps
   66.1875 MB /   1.00 sec =  555.2543 Mbps
   66.4375 MB /   1.00 sec =  557.5490 Mbps

  660.3750 MB /  10.01 sec =  553.4260 Mbps 15 %TX 9 %RX 0 host-retrans 2.70 msRTT

結果は553.4260 Mbps。802.11n接続時の2.5倍近い速度が計測できました。

一般的に家庭で利用される有線接続がGbEであることを考えれば、その実効速度へ迫る転送速度です。3ストリーム対応クライアントと共に使えば、有線環境を超える速度が得られるかもしれません。もはや「無線は有線よりも遥かに遅い」という固定観念は通じなくなってきています。

802.11acは、まだドラフト段階の仕様ではありますが、対応クライアントをお持ちの方は、アクセスポイントの新調を行えば十分投資に見合う快適な接続環境を構築できる可能性が高いでしょう。

快適な通信速度を求める方へ、非常にお薦めのネットワーク環境です。

2013/07/06

MacBook Air 2013 を購入しました

MacBook Air 2013 11inchを購入しました。



MacBook Air 2010は現在でも十分使い勝手の良いデバイスですが、バッテリの持続時間に関してはやや不満を感じ始めていました。

Wi-Fiを有効にしなければ、実質計測で10時間程度は持つのですが、Wi-Fiを有効にすると、仕様上謳われている「ワイヤレス環境で最大5時間」程度でバッテリが力尽きてしまいます。

一方MacBook Air 2013 11inchでは、CPUをHaswellへ変更したことが影響しているのでしょう、仕様上の表記が「最大9時間のワイヤレスインターネット閲覧」となりました。2010モデルからバッテリ稼働時間が約2倍へ伸び、まさに望んでいた改良です。最近はWi-Fiスポットも増え、Wi-Fiを有効にしている時間が多くなった為大変嬉しいアップデートとなりました。

加えて、無線LANの規格が802.11ac(draft)へ向上すると共に、2010モデルでは最大128GだったSSDの上限が最大512Gへ拡大されるなど、モバイルデバイスとして魅力が大きく向上しています。

今回購入した構成は、CPU Core i7 1.7GHz、8GBメモリ、256GB SSD、英語キーボード。
従来のモデルは、CPU Core2 Duo 1.6GHz、4GBメモリ、128G SSD、英語キーボードでしたので、大幅な性能向上です。

外箱の様子。上が2010モデル、下が2013モデル。同じ大きさですが、2010モデルで黒かった箱表面の背景は、白になりました。


 開けた様子は変わりません。


中の構成。上が2010モデル、下が2013モデル。


基本収納物は同一ですが、今回Lightning Ethernetアダプタも同時購入した為、2013モデルではそれを収納可能な内箱になっています。この辺りの仕組みは、iMac 27-inch Late 2012の内箱と同様です。


2010モデルではOSのインストールされたUSBメモリが付属していました。


2013モデルでは本体のみで再インストール可能になった為、外部メディアは付属していません。

本体はほぼ見分けが付きません。マイク形状が異なること、また、電源がMagSafeからMagSafe2へと変更になったこと位が判別のポイントです。



動作は大変キビキビしており、全く問題を感じません。特にSleepからの復帰は素早く、蓋を開けた時には既に利用可能な状態になっています。この点は、2010モデルとは一線を画しています。

今まで使っていた2010モデルは、ソフマップの中古下取りへ。売価は34000円と上限価格で買取して貰えました。3年前のモデルですが、この価格で買い取ってくれるという点に、MacBook Airの人気が伺えます。

従来機同様、有効に活用して行きたいと思います。


2013/02/04

ソフマップのiMac買取について

ソフマップは中古パソコンの買取で有名で、Macの買取も行なっています。

特にApple Storeで購入した場合、特定日数(例えば30日)以内にソフマップで買取の申し込みをすると買取価格を増額してくれます。このサービスは期間限定ではあるのですが、定期的に開催しているようです。

私も今回のiMac買い替えに伴い、このサービスを利用してみましたので、その際の情報を記録しておきます。

買取の申し込みはWebから行います。型式などを入力すると買取上限金額を確認することができます。そのアイテムを買取カートへ入れることから手続き開始です。

商品は無料で指定日時に引き取りに来てくれます。商品の大きさによっては梱包箱を送ってもらうことが可能なようですが、今回はiMac 24inchと大柄の商品だったため、元々商品が収められていた箱をそのまま使いました。

送付する場合、商品へは、Apple Storeから送られる「商品出荷のお知らせ」メイルを印刷して同梱する必要があります。「Apple Store下取りサービス申込用紙」とともに、箱の中のわかり易い場所へ入れておくと良いでしょう。

商品が引き取られてから、3日ほどで買取査定に関するメイルが届きました。メイルには「査定結果」と「増減内訳」などが記載されています。

今回はiMac 2008年モデル/24inch/2.8GHzでしたが、その査定内容は次のとおりでした。

査定内容
MAC
==カスタマイズ==
「「メモリ」変更 2GB → 6GB」買取上限  1000円
「「HDD」変更 320GB → 1TB」買取上限  1500円
以上により買取上限 15000円から17500円に変更になります。
==状態減額==
液晶 液晶の黄ばみと内部汚れ有り -8750円
==個別増額==
AppleStore下取サービス 15%アップキャンペーン【Appleストア限定】  1320円

液晶の黄ばみは大きな減額となってしまうようです。また、増設品などは適宜増額してくれることがわかります。結果、次の結果となりました。

01 iMac Intel Core2 Duo 2.8GHz/ 24/2048/320G/SuperDrive(DVD±R DL)/AMEx/BT/iSight MB325J/A
上限金額   17500円
増減金額   -7430円
査定金額   10070円

実はこのメイルが届く以前、誤った査定結果のメイルが届きました。その内容は、上記と同じで商品構成でありながら、「OSのインストールディスクやマニュアルが欠品である」と誤って判断された内容で、大きく減額されていました。

査定内容
MAC
==カスタマイズ==
「「メモリ」変更 2GB → 6GB」買取上限  1000円
「「HDD」変更 320GB → 1TB」買取上限  1500円
以上により買取上限 15000円から17500円に変更になります。
==状態減額==
液晶 液晶の黄ばみと内部汚れ有り -8750円
==欠品減額==
「Mac OS X Install Disc(2枚)」欠品 -12250円
「Everything Mac -Macのすべて-」欠品 -270円
「かんたん日本語入力ガイド」欠品 -270円
大幅な減額が発生した為、
買取価格を 1750円とさせていただきます。
==個別増額==
AppleStore下取サービス 15%アップキャンペーン【Appleストア限定】  270円

このことから、OSのインストールディスク有無が、買取金額の中で、非常に大きな割合を占めていることがわかります。

買取を了承するか、返却を希望するかは、一ヶ月以内に返答しなければなりません。

この返答は、Webの「お問い合わせフォーム」を通じて行います。承諾する旨を連絡してから30分も経たず、メイルで連絡が届き、買取が成立したため、支払いを行う旨が書かれていました。

なお支払いは指定銀行への振込となりますが、その際、支払金額から振込み手数料が差し引かれます。手数料は、

振込先銀行が三井住友銀行の場合、合計金額が3万円未満で315円、3万円以上で525円
振込先銀行がその他の銀行の場合、合計金額が3万円未満で630円  3万円以上で840円

とのことで、買取金額が安い場合、結構な比率を占めてしまうことになりそうです。

返信をしてから、実際の入金が行われるまでは、約一週間ほどでした。

以上、買取を検討されている方の参考になればと思います。


2013/01/03

iMac 27-inch, Late 2012を購入しました

「iMac 27-inch, Late 2012」を購入しました。オンラインのApple Storeで発注したのが12/1、到着が1/1でしたので、丁度1ヶ月での到着でした。

今までデスクトップ機は「iMac 24inch, Early 2008」を利用していたので、4年ぶりの刷新となります。

箱の大きさはiMac24inchと変わりません。手前が24inch、奥が27inchです。


 外箱が台形となっている為、幅は27inchのほうが薄型になっています。


箱を開けると上部の発泡スチロールの窪みへ、キーボードとマウスを収めた白箱が格納されています。




この白箱は余分な空間がなく、キーボードとマウスが綺麗に収まる専用のサイズになっています。


キーボードやマウスはCTO可能であり、テンキー付きキーボードや、Magic Trackpadも選択可能である為、この白箱と上部の発泡スチロールは、組み合わせの数だけ用意されているのだと思われます。この辺りへのこだわりは、相変わらず見事です。

外箱の開き方もコンピュータ系としてはあまり例を見ないものです。まず前面が前に倒れ、本体を手前へ引き出せるようになります。


その後両脇から発泡スチロールを引き抜きます。


設置してみました。上が24inchを置いていた状態、下が同じ場所へ27inchを置いた状態。



右端の黒いモニタと比べれば分かる通り、24inchと27inchの高さには、それほど差がありません。これはモニタの比率が4:3から16:9へ変化した為です。

横幅の必要面積は増加しています。しかし27inchへは24inchへ備わっていた光学ドライブがありません。24inchではCD等の出し入れのために本体右横を空けておく必要がありましたが、27inchではその空間を詰めることができます。結果、24inchと27inchは、設置空間に大きな差がありませんでした。

以前購入したワイヤレスキーボードと付属のワイヤレスキーボード。上が古いもの、下が新しいものです。F3とF4のシルクが最近のものに変わっています。


今回、メモリは8Gモデルを購入し、別途用意した16Gを増設しました。リテールショップで購入したTranscendのDDR3-1600MHz、SO-DIMM 8Gを2枚です。


メモリの装着はモニタ下面から挿入する24inchとは異なり、背面から行います。電源ケーブルを外すとスイッチが現れ、それを押すことで上部の蓋が開き、メモリへアクセスできるようになります。電源ケーブルを抜くという行為を強制させる、優れた方法だと感じました。




メモリ横のレバーを押すことでメモリスロットが開放され、増設できるようになります。空間が狭い為、やや作業は窮屈です。


結果、総メモリは24Gバイトとなりました。


なお「iMac 21.5-inch, Late 2012」モデルはユーザが自分でメモリを増設することができません。この点は両モデルの大きな違いです。

iMac 27inchの使用感ですが、当然ながら、2008モデルから大きく快適度が増しました。メモリが従来の6Gから24Gになったこと、また、ディスクがFusion Driveとなったことが大きく影響してそうです。開発ツール群の立ち上げが非常に快適になり、複数のアプリケーションを同時に活用できるようになりました。

MacBook ProのRetinaモデルも魅力的であり、選択が悩ましいところですが、持ち運びを行わずに据え置きで利用する方、または大きな画面で作業を行いたい方へは、iMacがお薦めだと思います。Macbook Proよりも安価に高い性能を入手することが可能です。

既にiMac 24inchをお持ちで、iMac 2012モデルへの乗り換えを検討されている方は、21.5inchモデルよりも27inchモデルをお薦めします。接地に必要な面積が24inchと概ね変わらず、一方メモリ増設の自由度やディスク性能が21.5inchよりも大きく優れていることがその理由です。

今まで愛用していたiMac 24inch, Early 2008同様、大事に使っていきたいと思います。

2012/11/20

OS X 10.8.2 で、同梱されている bind を使う方法

我が家ではホームネットワーク用のネームサーバを稼働させています。主な目的は、ホームネットワーク内機器用A/PTRの提供と、Internet用のキャッシュサーバです。

今まではFreeBSD上のbindを使っていましたが、今回OS X 10.8.2付属のbindへ切り替えることにしました。

OS X 10.8.2付属のbindは9.8.3-P1です。これはBIND Vulnerability Matrixなどでも確認出来るように、脆弱性が発見されているバージョンであり、Internetへ情報提供するために用いるのは避けたほうが良いでしょう。

namedコマンドは/usr/sbinへ格納されており、設定ファイルは/etc/named.confを参照するようにbuildされています。予め準備されている/etc/named.confへは、directoryディレクティブとして/var/namedが指定されており、各種情報ファイルはこのディレクトリへ格納するようになっています。

このnamed.confでは/etc/rndc.keyをincludeするよう設定されているため、named起動前に/etc/rndc.keyを生成しなければなりません。また、2012/11/20現在root serverのzoneファイルが最新ではないため、Internet用名前解決サーバとしても利用する場合には、/var/named/named.caを更新すると良いでしょう。

これらの手順は「Mac OS X で DNS サーバを構築する」でまとめてくださっており参考になります。具体的には次のコマンドでこれらの作業を行うことが可能です。

$ sudo rndc-confgen -a
$ sudo curl -o /var/named/named.ca ftp://ftp.rs.internic.net/domain/named.root

OS起動時、bindを自動起動するためには、launchdへ登録を行います。予め/System/Library/LaunchDaemons/org.isc.named.plistへ設定ファイルが用意されているため、それを使うと便利です。但し、Disabledディレクティブがtrueに設定されているため、launchctlのloadコマンドへ-wオプションを指定する必要があります。

$ sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/org.isc.named.plist

なお以前のMac OS X 10.5以前と異なり、-wオプションを付加しても、plistファイル内のDisabledディレクティブ値は変更されません(man 1 launchctl参照)。

さて、namedは比較的攻撃を受けやすいプロセスであり、何らかの保護環境下で動作させることが望ましいとされています。FreeBSDのbindは、chroot環境で実行する手段が用意されていましたが、OS Xでは、sandbox下で実行する手段が用意されています。OS Xのsandboxはプロセスがアクセス可能なリソースを制限する手法です。

namedをsandbox配下で実行させるには、/System/Library/LaunchDaemons/org.isc.named.plist内にある、下段のコメントを外します。具体的には、以下を取り囲んでいる<!--と-->を取り除きます。

<!--
                /usr/bin/sandbox-exec
                -f
                /usr/share/sandbox/named.sb
-->

但し、ここでprofileとして指定されている/usr/share/sandbox/named.sbファイルは、実際のnamedの動作を踏まえてない為、正しくnamedを実行させることができません。この為、このファイルを以下に差し替えましょう。


これによりnamedをsandbox環境下で動作させることができるようになります。named.confなどを変更している場合には、sandbox-simplifyなどを使い、適宜リソースを調整すると分かりやすいと思います。

2012/01/30

MacBook Pro Mid 2009のメモリ拡張でハマる

iMac Early 2008のメモリを6GBへ拡張し、快適になったことを受け、勤務先のMacBook Pro Mid 2009もメモリを拡張することにしました。

MacBook Pro Mid 2009は正式に8GBまでのメモリをサポートしています。メモリのタイプはPC3-8500 DDR3 1066MHzです。今までは2GBを2枚挿し、合計4GBで使用していました。


無用の相性問題を避けるため、2枚組パッケージで販売している店舗を探したのですが、PC3-8500は今となっては2世代くらい以前のモデルとなってしまうためか、幾つか店舗を回った中では発見することができませんでした。

そこでPC3-12800の2枚組を購入することに。幸いDDR-3メモリの価格下落は激しく、価格差は僅か数百円です。


早速MacBook Proへ2枚とも装着してみましたが、異常を知らせるBEEPが鳴り、起動しません。

もとの2Gモジュール1本と購入した4GBモジュール1本とを組み合わせ、6Gとして起動すると、どちらの4GBモジュールを利用した場合でも正常に起動します。どうやら、4GB+4GBの組み合わせが問題のようです。

ここで別の用件で購入したまま使用していなかったPC3-10600の4GBメモリが余っていることを思い出しました。


このメモリへ置き換えてみたところ、今度は無事に8GBで起動しました。


2枚組パックで販売されているメモリであれば、たとえ上位仕様の型式であっても、何のトラブルもなく使えるだろう、という考えは、流石に乱暴だったようです。

MacBook Pro Mid 2009のメモリ増設を検討されている方の参考になればと思います。

2012/01/28

iMac Early 2008のメモリを6GBへ拡張する

そろそろ買い換え時期かな、と思いつつ、未だにiMac Early 2008を愛用しています。

Core 2 Duo/2.8GHzという、今となってはやや時代遅れなCPU搭載機ではありますが、動作速度にそれほど不満は感じません。

一方「最大容量は4GB」と制限されたメモリ上限は深刻で、特にOSをLionへ上げ、Xcodeを4.2にしてからは、Xcodeを起動するだけで、空きメモリが0となってしまうこともしばしば。途端にスラッシングが発生し、一切の操作がままならなくなってしまいます。

Appleは保証していませんが、iMac Early 2008は、システム構成上、最大6GBまでメモリを認識してくれます。しかしメモリチップの相性が厳しいらしく「6GBは認識したものの、4GBを超えた途端にシステムがハングアップした」という報告も目にします。

とは言え、今のままでは使い物になりませんので、モノは試し、と6GBへの拡張をやってみることにしました。

今まで使っていたメモリはUMAXのDDR2-800(2GB)。これを2枚挿し4GBで運用していました。


 今回、その内の1枚を抜き取り、SUPER TALENTのDDR2-800(4GB)に置き換えます。


購入したのは上海問屋で、価格は税込4999円。一世代前のメモリということもあり、昨今のDDR3メモリ価格と比べると、高めです。

メモリを交換し、恐る恐る電源を入れてみたところ、問題なく6GBまで認識しました。



早速メモリ消費量の激しいアプリケーションを起動してみます。5.8GB程度までメモリを消費させてみましたが、特に問題なく動作しました。


有り難い事に、両メモリモジュールで使われていたチップは問題の生じない組み合わせだったようです。5000円の出費でiMacの快適性が見事復活しました。

相性問題への懸念もあり、何方へもお薦めできるわけではありませんが、iMac Early 2008でメモリ不足へ悩んでいる方は、試してみる価値はあると思います。

なおVINTAGE COMPUTERさんでは、事前に動作検証を行った4G+2G構成のメモリキットが販売されています。価格は13800円と安くはありませんが、相性問題に悩まされない保険代金、と考えれば、良い選択肢かもしれません。

2012/01/13

uid値に1000を持つアカウントとList of users方式のログイン問題


「uid値に1000を持つアカウントはMacOS X Lionのログイン画面へ表示されない」でまとめた様に、uidに1000を割りつけたアカウントは、List of users方式のログインを選択している場合でも、リスト上に表示されません。

もし、他のアカウントが存在している場合には、リスト上にはそのアカウント名と「Other...」とが表示されます。


uidに1000を持つアカウントでログインしたい場合、その「Other...」を選択し、その画面に表示されるテキストボックスへ、ユーザ名とパスワードとを表示します。


この「Other...」画面にはバックボタンがあり、このボタンを押すことでユーザ名のリスト画面へ戻ることが可能です。

しかし他のアカウントが存在していない場合、ログイン画面は直接「Other...」を選択した状態と同じになります。即ちユーザ名とパスワードを入力するテキストボックス、並びにバックボタンの表示された画面です。


ここでバックボタンを押してしまうとログイン画面からテキストボックスボタンが消え、一切ログインが出来ない状態に陥ります。


こうなった場合、再起動しか回避方法はありません。

ユーザ名とパスワード用のテキストボックスが表示されている画面でログインへ失敗すると、画面上には「Other...」が覆いかぶさって表示されるようになります。この後はバックボタンを押しても「Other...」が表示される状態になります。


このような状況に陥らないようにするためにはLogin Optionsで「Name and password」を選択することです。これでバックボタンは表示されなくなり、誤って押してしまうこともなくなります。


アカウントが一つしか無い状況であり、且つ、そのアカウントがリスト上に表示されないUIDに割り当てられている以上「List of users」を選択する理由はありません。

何らかの理由で「List of users」を使わなければならない場合、他のアカウントを作成しておくと良いでしょう。他のアカウントはGuestで構いません。また、Guestのログインを無効化している場合でも、「MacOS X Lion のログイン画面に表示されるGuestアカウントを無効化する」で説明したSafariモードを有効にすることでも問題ありません。

Appleへは既にレポート済みなので、将来のリリースで修正されると良いな、と思っています。

2012/01/12

uid値に1000を持つアカウントはMacOS X Lionのログイン画面へ表示されない


MacOS X Lion のログイン画面では「ユーザ名をアイコンを伴った一覧から選択し、パスワードを入力する」方式と「ユーザ名、パスワードとも入力する」方式のどちらかを選択可能です。

この切替はSystem PreferencesのUsers & GroupsでLogin Optionsを選び「Display login window as」で行います「List of users」がリストから選ぶ方式「Name and password」がユーザ名、パスワード共に入力する方式です。

但し、もしそのアカウントのuidとして1000が割り当てられている場合、たとえ「List of users」を選択しても、そのアカウントはリスト上に表示されません。

ログインするためには「Other...」アカウントをクリックし、その後ユーザ名とパスワードを入力する必要があります。

ある種のUNIX系OSではデフォルト値としてuidへ1000を与えるため、NFSなどの利便性から、MacOS Xでも同じ値を割り当てる場合もあると思いますが、その場合には、ログイン方式に「Name and Password」を選択すると良いでしょう。

2012/01/11

MacOS X Lionのログイン画面に表示されるGuestアカウントを無効化する


MacOS X LionではGuestユーザでのログインが可能です。Guestユーザでログインした場合、ログアウトと共にホームディレクトリが削除される仕組みになっています。

Guestユーザのログインを有効にするには、System PreferencesのUsers & GroupsでGuestUserを選び、「Allow guests to log in to this computer」をチェックします。

一方、ログイン画面のGuestアカウント表示を無効化しようと、このチェックボックスを解除しても、ログイン画面から消えてくれ場合があります。

この場合、ログイン画面のGuestアカウントをクリックすると、

This computer will restart to a secure,
Safari-only system for the Guest user.

とのメッセージが表示されます。即ち「GuestユーザとしてSafariだけを利用できるモード」が有効化されている場合です。

こちらの設定変更は、同じくSystem PreferencesのSecurity & PrivacyからGeneralタブを選択した中にある「Disable restarting to Safari when screen is locked」項目で行います。Safari専用モード機能を無効化するには、このチェックボックスを解除します。

ログイン画面に関係する条項ですが、Users & GroupsのLogin Optionsで設定変更が行えないこと、また、該当項目の説明がHelpへ書かれていないことから、やや分かりにくい設定だと言えるでしょう。

2011/11/22

iTunes 10のSmart Playlistで下位条件を指定する方法


iTunesには Smart Playlistという優れた機能が備わっています。

Smart Playlist を使うことで、iTunes ライブラリの中から指定された条件に合致するファイルを選び出し、Playlistを作成することが可能になります。

例えばタイトルに「cat」を含むプレイリストを作成したい場合、次のように指定します。
条件は複数個指定することも可能です。条件の組み合わせも「全て合致する」「何れかに合致する」が指定できます。条件は右端にある「+」ボタンを押すことで追加します。

例えば「Genre が Dance で Year が 2010 年のファイル」のプレイリストを作成したい場合、次のように指定します。
下位条件を使うような、例えば「Aに合致し、且つ、BまたはCに合致するファイル」といった複雑な指定も可能です。

例えば「Genre が Rock で、再生回数が5回未満、または、最後に再生した日が1年よりも前のファイル」を集めたプレイリストを作成したい場合、次のように指定します。
ここでポイントとなるのは下位条件である「且つ」の指定方法です。

optionキーを押すと、右端にある、単純条件を追加する「+」ボタンが「…」に変わります。


このボタンを押すことで、下位条件を追加できます。
実はiTunes 9までは、このボタンは独立して存在していました。


iTunes 10ではボタンが集約されたため、やや気が付きにくくなってしまった感じがしています。便利な機能だけに少し残念です。