2009/12/06

D25HWを購入しました

イー・モバイルのD25HW(Pocket WiFi)を購入しました。

今までモバイル用には、同じくイー・モバイルのD02HWを使っていましたが、そろそろ長期契約割引の「新にねん」が切れるので、そのリプレース目的です。

外箱はおしゃれに黒一色。



本体はD02HWなどと同じ楕円形で、上1/3くらいはディスプレイが付いています。視認性は高いです。モックやWeb上の写真よりもメタリックな感じが強く、MacBook ProやiMacなどの色味に近いです。



D02HW と大きさはそれほど変わりません。少し横に太いですね。



重量は79g。



今までのD02HWは36gですから2倍くらいあります。



D02HWがタダの「プラスチックボックス」、という位の軽かったのに比べ、D25HWは「中に機械が詰まっている」と感じる重さです。

裏蓋を開けたところ。大きな電池があります。



SIMカードは電池を外して差し込みます。上に写っているのは、横向きに置いた電池。



D25HWの特徴は、それ自身が802.11gのアクセスポイント機能を有したNAT(NAPT)ルータである点です。今までのブリッジ的なD02HWなどとは、商品カテゴリが大きく違います。ブリッジとして使うことは出来ませんので、クライアントPCへ割り当てられたIPアドレスを用いて直接外部へ接続したい場合などには適していません。

電源投入から使える状態になるまで概ね20秒弱。取扱説明書を見ると、OSはLinux 2.6.25、その他 BusyBoxやNetFilterなどを使っているようで、典型的な最近の家庭用ルータと同様の構成だと言えるでしょう。

設定項目も家庭用ルータ同様で、DHCPサーバ機能やパケットフィルタ機能は勿論、ゲームコンソールからの利用を強く想定しているのでしょうか、UPnPやSIPのアプリケーションゲートウェイ機能も有しています。マニュアルにも、ニンテンドーDSやPSPなどのゲームコンソールと接続する方法が詳しく書かれています。

無線アクセスポイントとしては、WPSやWPA2-PSK、MACアドレスフィルタリングなど、一般的な機能がひととおり揃っています。

3G性能は、下り7.2Mbps、上り5.8Mbps。今まで使っていたD02HWは、上り384kbpsでしたので、この点は嬉しい進化です。

対応OSとしては、Windows系はWindows7まで、MacOSXは10.6(SnowLeopard)までがうたわれています。Windows7 ならびに Snow Leopard から接続実験を行いましたが、ドライバのインストールから接続性まで、良好でした。

注意点としては、デフォルトで幾つかパケットフィルタリングが設定されていることです。137、139、445 など、狙われやすいポート番号に対する外部アタックを防ぐ設定ですが、ネットワーク接続性に問題が生じた際には確認してみることをお勧めします。

実際の取扱説明書がイー・モバイルのサイトで配布されていますので、機能詳細を知りたい人は、事前に参照してみると良いでしょう

こんな小さな筐体でありながら、3G接続可能であり、バッテリ駆動だけで動作可能な無線アクセスポイントを備えたルータである、という点には、素直に驚いてしまいます。特に私にとっては、外出先からノートPCでネットワーク接続する際、わざわざUSBを使った物理結線を行わずにすむ、という点だけでも、大きく利便性が向上しそうです。

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