2010/01/24

Kindle で青空文庫や iPhone ドキュメントを読む

Amazon が Kindle で active content を作成するためのKindle Develpment Kitの公開を発表しました。

Amazon 曰く、「実際の天候に即したアクティビティをお薦めする旅行書や、参加人数やアレルギーに応じてお薦めを変える料理本が作れるよ」との事です。これは面白い試みですね。

そんな Kindle の紹介記事を読んでいるうちに、つい 1click 注文で、手元に Kindle Internationalが...。22日深夜に注文したのですが、国際便での送達にも関わらず、届いたのは24日朝でした。予定では26日以降とのことでしたので、非常に迅速な到着です。さすがは Amazon。

いつものように、開封の写真をいくつか。

Amazon の通常配送箱そのままのような外箱で、脇についている帯をピリピリひっぱって箱を開けます。Once uppn a time... の表現が素敵です。




箱を開けるといきなり本体が現れます。画面に表示されている接続手順は、表面フィルムではなく Kindle 自身に書かれています。これは Kindle の利点を明確に知らしめる素晴らしい演出だと思いました。




梱包物はこんな感じで、非常にシンプルです。



本体の大きさは、概ねA5サイズの一般書籍と同様。




なお、Kindle 自身のより詳しい説明などは、PC Watch の紹介記事などが解りやすいです。

Kindle を購入時に考えていた当面の用途は大きく2つ。1つは、青空文庫で公開されている書籍を読むことで、もう1つは、Appleなどが公開している、テクニカルドキュメントを読むことでした。

というわけで、早速試してみました。

青空文庫を手軽に読むには PDF へ変換するのが一番です。今回の変換は、青空キンドルを活用させていただきました。このサイトを Bookmarklet を使って利用することで、青空文庫のコンテンツを、Kindle に適したPDFへ簡単に変換出来ます。公開、どうも有難うございます。

PDF生成後は、Kindle を USB で iMac へ接続し、documents フォルダへ copy します。これだけで、転送したファイルがHOMEメニューに表示され、読み始めることが可能です。

表示してみるとこんな感じになります。



Kindle 自身の性能に、フォントの大きさと美しさがあいまって、大変綺麗に表示され、読み進めることになんの問題もありません。素晴らしいです。

今度は、Apple から公開されている iPhone 用の開発リファレンスファイルを転送してみました。表示してみるとこんな感じになります。



視力検査のような小さな文字のサイズとなってしまい、視力の弱い私には、正直、読み続けるのは厳しいです。PDFであるため、Kindle のウリであるフォントサイズ変更も出来ません。

幸いPDFでも画面の表示方向を切り替えることは可能で、こうすることで、多少表示される文字が大きくなります。



多少ページ送りが煩雑になるのが残念ですが、これならば、私の視力でも読むことができそうです。

無駄に紙へ印刷することなく、また、重い印刷物を持つことなく、通勤中などに各種ドキュメントを読めるのは大変に便利です。しばらく鞄の友として持ち歩いてみようと思います。

MacOS X の sshd の待ち受けポートを変更する方法

MacOS X では、ssh がシステムへ統合されており、Remote Login の手段として簡単に利用出来ます。

手順は、System Preferences の Sharing へ入り、Remote Login のチェックボックスを有効化するだけです。これで ssd が起動さ れます。

通常 ssh は 22番ポートで待ち受けます。今回、それ以外のポートでも待ち受けるできるように設定を変更しようとしたのですが、/etc/sshd_config などを変更してもうまくいきませんでした。

検索してみたところ、Mac OS X Hintsサイトで10.4: Change the default sshd port Networkという解説記事を発見することが出来ました

コメントまで含めてまとめると、次のようになります。

  • sshd の設定は /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist で行う
  • 標準の待受け設定は、Listeners の SockServiceName Key で指定された string 値の ssh。ここへは、/etc/service 内の名称、ポート番号のいずれをも指定できる。
  • 待受ポート番号を追加するには、Sockets 内の Listeners Keyと並列に Alternate Listeners Key で指定する。
  • plist ファイルを変更した場合には、launchctl の load/unload で再読み込みを行う

例えば、ssh を 10000番ポート番号で追加待ち受けするように設定するには、/System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist に対し、

        <key>Sockets</key>
        <dict>
                <key>Alternate Listeners</key>
                <dict>
                        <key>SockServiceName</key>
                        <string>10000</string>
                </dict>
                <key>Listeners</key>
                <dict>
                        <key>SockServiceName</key>
                        <string>ssh</string>
                        <key>Bonjour</key>
のような記述を行い、その後、
% sudo launchctl unload /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist
% sudo launchctl load /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist
を実行することになります。もし、System Preferences で Remote Login を有効にしていない場合には、チェックボックスを有効化するか、service コマンドで start しましょう。
% sudo service ssh start

貴重な情報を公開してくださった、Mac OS X Hintsサイトへ感謝いたします。

2010/01/20

Firewall で仕切られたネットワークから iChat を Google Talk クライアントに使う

前回のiCal と Google Calender 連携を Firewall で仕切られたネットワークから使う方法に引き続き、Firewall で仕切られたネットワーク内での話です。

iChat は jabber プロトコルの採用により、Google Talk 用のクライアントとして利用できます。ただ、残念ながら Snow Leopard に付属の iChat 5.x は Firewall を超えられないようです。

Apple のサポートページで公開されているiChat:ネットワーク環境設定で HTTP プロキシと HTTPS プロキシの両方が設定されている場合、HTTPS プロキシがデフォルトになるなどを読むと、以前の iChat は、iChat の環境設定で Proxy を利用するかどうかを選択できたようですが、Snow Leopard の iChat には、この選択肢が存在しませんでした。

iCalの場合では、サーバのホスト名解決だけを細工すればその後は Proxy を超えてくれましたが、iChat の場合 packet を読む限り、直接サーバとの接続を試みるようで、この細工は効きません。

幸いにして、Bloody Fingersさんの blog に書かれていた、Google Talk in iChat behind a firewallという記事で、HTTPS Proxy を用いた一般的なトンネリングにより接続出来ることが紹介されていました。

この記事ではトンネリング用のソフトウェアとしてproxytunnelを利用していますが、私は普段、同種のソフトウェアとして stoneを常用しています(公開ありがとうございます)。そこで、以下のような設定で試してみたところ、無事接続できるようになりました。

proxyserver.example.com:8080/http 5223 'CONNECT talk.google.com:5223 HTTP/1.0'

残念ながら私はテキストチャットしか利用しない為、ビデオ機能などが利用できるかどうかは不明です。

iChat が Proxy を超えられるようになるまでは、この環境で対応しようと思います。