2012/01/09

フレッツ光ネクストへの切り替えとフレッツテレビ加入工事

インターネット接続をBフレッツからフレッツ光ネクストへ変更する作業の一環です。以下にも関連する話があります。
インターネット接続をBフレッツニューファミリータイプから、フレッツ光ネクストハイスピードタイプへ変更すると同時に、テレビもCATVからフレッツテレビへ変更することにしたため、以下の工事が必要になりました。なおひかり電話には未加入です。

  • Bフレッツからフレッツ光ネクストへの回線変更
  • フレッツテレビの視聴環境構築
  • CATV引き込み線の撤去

上2つのNTT関連工事は同日に、CATV工事は翌日に行われました。まずNTT工事を行い、翌日以降にCATV工事を行う、という手順はNTTご担当者からの提案で、NTT工事の延期や追加工事発生に伴い、テレビ視聴ができなくなってしまう状況を避ける為です。複数の業者さんが同時に作業した場合、それぞれに支障が出ることもある為、作業日を分離するのは良い案だと思いました。

NTTからは、工事2日前に変更内容に関する詳しい書面が送られてきました。工事内容や費用、また事前に確認すべきことなどが詳しく書かれています。


特にフレッツテレビの工事内容に関しては、Web上よりも詳しく解りやすい内容が書かれており、参考になりました。

同梱のCD-ROMにはMacOSの説明が書かれていましたが、OS7からのサポートというのは凄いと思いました。フォルダやブラウザのスクリーンショットからも「過去OSもサポートするぜ」という気合を感じます。


工事前日には、光回線工事担当者とフレッツテレビ工事担当者それぞれから確認の連絡がありました。まず光回線担当者が工事に訪れ、その後フレッツテレビ担当者が別途訪問する旨が説明されました。

光回線工事は朝の8時半から開始されました。

窓口では、物理的な架線工事が必要になるかもしれない、との案内もありましたが、実際にはNTT局舎内でのつなぎ替えですみました。

宅内工事は光コンセントが設置され、ONUが変更されました。今までは宅外から引きこまれた光ファイバーがそのままONUへ接続されていたのですが、光コンセントを設置することにより、今後はONUの交換が簡単になります。

旧ONUへ直接引きこまれた光ファイバ。


コンセント設置にあたり、適当な長さで宅内のファイバーを切断、その後、手馴れた手つきでファイバー先端へコネクタを設置して行きました。5分もかかっていません。

設置された光コンセント。


伝送レベルの確認などを行い、ONUの変更が行われました。

旧ONUは「B-PONHA B-ONU-E1」。


こちらが新しいONU「SCM-GE-PON A GV-ONU」。


名称通りV-ONU機能を内蔵したONUです。上の線がルータへのLANケーブル。下の白い線が光コンセントへつながれたファイバ。真ん中がテレビ用回線。ひかり電話へ加入していれば各ONU/ルータ一体タイプの機器が設置される筈ですが、今回察知されたのはONU機能のみを備えた機器です。


光回線の物理的な設置工事は30分ほどで完了し、その後接続レベルの確認やNTT担当者との調整、ONU登録処理などの事務手続きなどが行われました。概ね1時間弱で光回線工事は完了です。

この作業と並行して、9時頃フレッツテレビ工事担当者が到着しました。丁度回線の物理的な工事が終了した頃です。

フレッツテレビの工事には、幾つかのプランがあります。最も小規模なプランはV-ONUの設置までをお願いするもの、最も大規模なプランは、各部屋のテレビ結線までお願いするものです。テレビ結線処理を含むプランでは、分配器や分波器、ならびに必要な同軸ケーブルなどの基本機器費用も全て含まれます。今回は、各部屋へ新規にBS/CSを引きこむことになるため、受信レベルの確認依頼なども兼ね、最も大規模なプランで依頼しました。

工事は共聴設備やテレビ設置場所の確認から行われました。その結果、4部屋以上で地デジ/BS/CSの3波を受信をするにはブースタを設置した方が良いことを提案され、新規に設置していただくことに。工事内容と金額へ合意する旨をサインすれば、実際の工事が開始です。

ブースタはONUが設置された部屋へ設置されました。


ここから伸びる同軸ケーブルへ分配器が入れられ、2線に分岐します。


うち1線は共聴設備へ戻されます。ケーブルはONUの設置場所変更も考慮し長めに加工して下さり、余ったケーブルはバンドで固定してくれました。


戻り回線へのコネクタ部はL字コネクタでつないでくれました。


分配器で分けられた残りの1線はテレビへ接続されます。もし接続先テレビがBS対応である場合、全てに分波器を入れて接続してくれます。


従来、各機器のBS端子へは何も接続されていない状況でしたが、今後はBSが視聴可能になるため、新規に結線を行なってくれました。


各同軸ケーブルは設置場所に応じ、最適な長さで適宜作成してくれます。レコーダが設置されているような場合には、それらの接続で必要なケーブルも作成してくれます。機器に同梱されている細いケーブルで接続していた箇所も、減衰の可能性があるからと、新規にケーブルを作成し、接続し直してくれました。

各種結線が終了すると、現在テレビが設置されていない部屋も含め、受信レベルの測定を行い問題の無いことが確認されます。また、実際に機器の設置されている部屋では、全てのテレビやレコーダでチャンネルスキャンを実施。受信局の更新を行った後、写りに問題の無いことを確認してくれます。

2時間程度でフレッツテレビに関する全ての工事が終了です。

光回線工事とフレッツテレビ工事の合計作業時間は2時間30分ほど。Webでは予定作業時間は3時間程度と書かれていましたが、今回、並行で作業を進めてくださった為、作業時間が短縮されました。

何れの工事も非常に丁寧な対応であり、各質問に対しても納得出来る回答をして下さったことで、安心して作業をお任せすることが出来ました。テレビ設置にあたっては、当初は自身で工事を行うことも考えましたが、分配器、分波器、ケーブルの無料設置ならびに、受信レベルの測定や設定変更などまで考えると、全てをお願いして正解だったと感じました。

翌日にはCATV会社により、引き込み線撤去とSTBの回収が行われました。

従来使っていたSTBはこちら。


1年ほど前に旧製品と交換された際、なぜかLAN端子のないものになりました。CATV局としてVODを押しているのですが、やや、不思議です。

引き込み線は、宅外にある架線が物理的に撤去されました。再度加入したい場合には、再度引き込み工事が必要にです。

こちらの工事は30分足らずで終了しました。これで全ての工事が終了です。

TV視聴環境をCATVからフレッツテレビへ変更したことにより、テレビ本体へ内蔵されているBSチューナを利用できるようになり、非常に放送波切り替え作業が快適になりました。視聴にあたり、各部屋ごとにSTBをレンタルする必要もありません。録画も手持ちのレコーダがそのまま利用できます。勿論画質に何の問題もありません。このサービスが月々680円程度で使えるというのは、正直、CATV業者にとって相当大きな脅威となっているのでは、と感じています。

ライフラインが光回線1点へ集約されて行ってしまうことに関しては、やや考慮すべき点ではありますが、テレビを殆ど見ることの無い我が家の状況を考えると、今回のインターネット回線ならびにTV視聴環境の変更は、非常に満足できる選択であったと感じています。

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