2009/09/20

ReadyNAS を使ったTime Machine 設定で OSStatus error 2 などが出た場合

ReadyNAS を Time Machine の保存先として設定するのはWebコンソールから簡単に設定できるようになりました

MacOS X 上の Time Machine 選択コンソールで「Select Backup Disk...」を選択し、ReadyNAS 領域を選択すると、ユーザ名とパスワードを求められます。この値は、ReadyNAS 側で設定したユーザ名/パスワードと一致させる必要がありますが、ReadyNAS 側ではユーザ名は「ReadyNAS」で固定ですから、実際に設定可能な項目はパスワードだけです。

ここでユーザ名やパスワードを入力し間違えると、通常は「You entered an invalid username or password. Please try again.」と表示され、再入力が促されます。

しかし、Name 欄へ ReadyNAS 上の共有領域へ割り当てた「共有名」を入力してしまうと、「Time Machine can't access the backup disk "ReadyNAS". The operation couldn't be completed. (OSStatus error 2.)」という、大変分かりにくいエラーが表示されることになります。この場合、ユーザ名/パスワードの再入力も促されません。

該当領域へパスワードが設定されている場合、パスワードが合致しなければ「You entered an invalid username or password.」エラーになるので、気がつく事ができるのですが、パスワードを設定していない場合、直接「Time Machine can't access the backup disk "ReadyNAS". 」エラーとなってしまうので、やや混乱しがちです。

さて、Time Machine 用Backup領域へアクセスする為のユーザ名/パスワードは、一度正しく設定すればOS側で記憶してくれますが、もし、ReadyNASにあるパスワードの設定された「共有」へアクセスし、且つその認証が失敗し、更に、その後に正しい認証情報を入力した場合、Time Machine 側の設定情報がその値へ切り替わってしまうことがあるようです。

例えば、ReadyNAS 上へ backup と foo という共有が用意されていたとします。backup は Time Machine 用の領域で、共有としてのパスワードは設定してません。但し、ReadyNASの「バックアップ」メニューから選択できる「タイムマシン」の項目ではPasswordは設定されているものとします。一方 foo は通常の領域であり、共有としてパスワードを設定していたとします。

ここで、もし foo のパスワードを変更した場合、Mac OS X側では認証を促すダイアログボックスが表示されます。ここで foo へアクセスする為のユーザ名/パスワードを正しく入力すると、この情報が Time Machine 領域である backup へのアクセスでも使われてしまうようです。多くの場合、この認証情報は「タイムマシン」項目で設定した値とは異なるでしょうから、バックアップが失敗してしまうことになります。

この場合、MacOS X 側の TimeMachine Preference から正しいユーザ名とパスワードを入力する事で、問題は解決可能です。

上記はなかなか特殊な状況でしかおこりにく事象ではありますすが、ReadyNAS を使った Time Machine バックアップがうまくいかない場合などには、参考にしてみてください。

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