FAQによれば
メモリを多用するタスクとして代表的なものは、rsyncを用いたバックアップです。また、SlimServerなどのメディアサービスでのコンテンツのインデックス作成や、非常に多数のファイルやサブディレクトリを含むディレクトリへのアクセスもメモリを消費します。大きなファイルのシーケンシャルアクセスではおよそ12%のパフォーマンス向上が見られます(256MBから1GBにアップデートした場合)。との事です。私の利用方法では、DLNA経由でのメディアファイルのサーブとrsyncでのバックアップが大きな比重を占めますから、これはなかなか良さそうです。というわけで、メモリを増設してみることにしました。
使用可能なメモリに関しては、Hardware Compatibility List - Memorryという大変便利なリストが公開されており、それによると、
200 pin DDR SO-DIMM can be used.と書いてあります。
折角だからと1Gbyteメモリを探してみたのですが、あまり店頭には置いてないみたいで、私は楽天の「アーキサイト」で、「【HYNIX ORIGINAL】PC2700 DDR 333 CL2.5 200pin SO-DIMM 1GB」を購入しました(他の取扱店に関しては価格.comなどをどうぞ)。
ちなみに増設方法に関しては、ReadyNAS NV Steps of Replacing the SODIMMという大変分かりやすい資料が公開されています。実際、PCのメモリを交換したことのある人は、何の問題もなく交換できるでしょう。
これが最初から付いていたメモリ。
こちらが購入したメモリ。
メモリを増設した後は、「メモリテストの方法」に従って、メモリテストをしました。ただ、このテスト、大変時間がかかります。私の環境では、1回行うのに約1時間10分ほどかかりました。しかも2回行う事が推奨されていますので、ひたすら忍耐力が必要です (^^;。
結果、無事1024Mとして認識してくれました。
さて、折角なので、簡単な速度実験を行ってみました。
まずは、13G(ファイル数9000)程度のフォルダに対して、UPnP AVストリームサービスの「メディアファイルのリスキャン」をする実験。メモリ増設前は約17分でした。増設後は、えーと約16分50秒。って、これは誤差だよねぇ...。
次に、rsync の消費時間。既に rsync 実行済みの8G程度の領域に対して、一切のファイル変更を行わずに、再度rsyncを実行します。ファイル自体の変更は無いので、同期すべきファイルリストの生成時間計測となります。こちらは、メモリ増設前が約3分30秒かかっていましたが、増設後は3分となりました。おぉ。
加えて、計測はしていませんが、心なしか、CIFS でのアクセスが軽快になった気がします(フラシーボとも言う)。
というわけで、大変インチキ実験ではありますが、ちょっとは嬉しい結果が出た、ということにさせて頂きます(というか、させて下さい (^^;)。
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