米グーグル、幹部社員の流出加速・業界の「人材供給源」(NIKKEI NET)。
日経本紙ではもう少し細かな分析が為されていますが、要は、Google黎明期から頑張ってきた幹部、社員が、新しい世界へと卒業して行く傾向にある、という話です。
昨年比2倍弱となる社員数を擁し、規模と安定性へ比重を移しつつある大企業としてのGoogleは、自らの能力を最大限に活用し、社会に改革をもたらそうとする技術者たちにとって、そろそろ卒業する場なのかもしれません。
一定規模の開発を行う場合、開発力の増強として、人数を増やす必要が出てくる一方、人数が増加すれば情報伝達能力が失われ、全体としての開発力係数(そんな言葉はないですけど)は落ちてくるでしょう。この落ち込みが、所謂創造性が必要とされる業務では、大きい、というのが一般的な意見です。
人数投下を抑えながらも、規模の問題に立ち向かうのか、人数を増やしても開発力係数の落ち込みを抑えるのか。一般的には、後者の視点でこの問題に臨もう、という論が多かった気がするのですが、創造性という最も重要な要素を活かすためには、前者の視点での施策も重要なのでは、と考えています。
が、現実の状況に適用可能な上手い実行案は、なかなか難しいんだよねぇ... (^^;
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