例えば、
- ソニーの完全ワイヤレスイヤホン(WF-SP700N)と接続し、音楽を聴いていると、再生がブツブツと切れてしまう。
という症状が。この時、
- 右手に iPhone を握り、その腕を下におろすと、完全に途切れる
- 右手を曲げて90度位にまで持ち上げると、再生できる
となり、イヤホンと iPhone との距離が症状を引き起こすトリガーになっています。
また、
- 本来 Apple Watch へ届く「通知」が、iPhone へ届く。
という症状も発生しました。
iPhone が Apple Watch と接続できている場合には、各種通知は Apple Watch 側へのみ届く、というのが仕様です。iPhone 側へ届いている、ということは iPhone が Apple Watch を認識できていない、ということになります。
実際、通知が iPhone へ届いた直後に、Apple Watch 側の接続状況を確認すると、iPhone とではなく、無線LANやセルラーとつながっていることが確認できました。無線LANやセルラーとの接続は、Bluetooth に比べて消費電力が大きいため、Apple Watch の電池が1日持たずに枯渇してしまう、という状況もしばしば。
感覚的には、iPhone からの Bluetooth 出力が弱まっている感じです。
iPhone 側で Bluetooth のオン/オフ、機器の再ペアリング、本体の電源オン/オフ、betaを含むOSアップデート、と一通りのことは試したのですが、症状が改善する気配がありません。他の iPhone とイヤホンの接続実験を行ったところ、全く途切れることなく音楽再生ができています。
環境やイヤホンの問題、というよりも、私の iPhone のハードウェア問題だろうと、Apple Store の Genius Bar へ。
担当の方へ一通り状況を説明し、ハードウェア診断を行って頂いたところ生憎 Bluetooth へ異常はない、とのこと。
念の為、店頭備品の AirPod で症状を検証してみましょう、と、AirPod を持ってきて頂き、ペアリングをしようと私の iPhone へ近づけてみたのですが、接続画面が全く表示されません。少し離れたところに置いてある、店員さんの iPad へは何度も接続画面が表示されるのですが、私の iPhone へは一度も表示されませんでした。
結果、「あぁ、これはダメですね」ということで、その場で即座に機体交換となりました。無事に不具合が再現してくれて良かったです。所要時間30分くらいでした。
もし、iPhone XS Max で Bluetooth の接続性に問題を抱えている場合には、一度、 Apple Store で診てもらうと、事態が改善するかもしれません。
ちなみに、iOS 12.1.2 が 2018年12月17日に公開されましたが、このバージョンは、一部で Bluetooth の接続問題が話題になりました。私はこのバージョンをスキップし、2019年1月22日に公開された iOS 12.1.3 を入れたのですが、このあたりから Bluetooth の問題が生じ始めた気がします。もしかすると特定個体の Bluetooth と iOS バージョンの相性問題があるのかもしれませんね。