ふと気づいてみると、部屋の床を「積ん読」状態にある本に占拠され、足の踏み場がない状態になっていました。
古い書籍から捨てればよいのでしょうが、なかなか踏ん切りがつきません。そこで、リファレンスにと保存している古いコンピュータ関連書籍を電子化して保存することにしました。本来、書籍は書籍それ自体として完成しているので、そのままの形式でも保存しておきたいのですが、背に腹は替えられず、また一部書籍は文字認識により検索容易性を向上させられれば、と考えました。
書籍を電子化するには、まずスキャナが必要です。各書籍のページを捲りながらスキャンするのは大変なので、複数枚の原稿を連続読みしてくれるタイプのスキャナを使います。今回は、Blog上などで採用例を多く見かける「ScanSnap S1500」を使うことにしました。
加えて、あると便利な機器に裁断機があります。連続読み可能なスキャナへ原稿を挿入する為には、一度書籍をページ単位にバラさなければなりません。もちろんカッターで書籍の背を切り落とせば良いのですが、厚い書籍などはその作業だけで一苦労ですし、裁断が歪むと取り込み結果も傾いてしまいます。裁断機も同じく利用されている方々の評価が高い「PK-513L」を使うことにしました。
というわけで、開梱の様子です。
ScanSnapとPK-513Lの外箱を並べてみました。手前のiPhone と比較すると分かりますが、特にPK-513Lは結構な大きさです。奥行きもたっぷり。
スキャナであるScanSnapの外箱を単体で。
中身を開けたところ。梱包材でガッチリ固定されています。
付属品群。電源やUSBケーブルなどのほか、余分なものはありません。
本体を箱の上に置いてみました。
iPhoneと比較したところ。それほど大きくありません。フラットベッドスキャナやプリンタ複合機の大きさを想像していたので、その小ささに驚きました。
上部カバーを開けると、こんな感じ。ここから原稿を差し込みます。
実際の利用時には、原稿排出用に下部カバーも開く必要があります。
開いた様子と、閉じた様子を横から。閉じると非常にコンパクトに収納出来ます。一方利用時には、前後にそれなりのスペースが必要です。
今度は裁断機のPK-513L。大きいのみならず、安定性確保のためでしょう、非常に重く、がっしりした作りです。
箱を開けたところ。非常にシンプルな梱包で、このままの箱に収めた状態でも利用可能に感じます。
箱から出してみました。手前で黒光りしてせり出しているのはハンドル。これを押し下げて裁断します。
ScanSnapとPK-513Lを並べてみたところ。PK-513Lの大きさが際立ちます。
今まで見た通り、折りたたんだScanSnapは小さく、比較的どこにでも置くことが出来そうです。一方、PK-513Lは縦横の大きさのみならず、常設状態ではハンドルが上に伸び上がっていることから高さも必要になります。
利便性を重視してPK-513Lを常設した場合、本が占める以上に床を占拠されてしまい、何のために機材導入したのかわからなくなってしまいそうです。加えて、刃のついた、しかも万が一足をぶつけてしまった場合、ただでは済まなそうな機材を、そのまま床に置いておくのは大変危険な気がします。
実際の運用としては、PK-513Lは、普段は配送時に入っていたダンボール箱へ収めておき、一定数裁断すべき本がたまった時点でまとめて裁断、一方ScanSanpは、裁断した原稿を、適当な時間を見計らって順次スキャン、ということになりそうです。
電子書籍が普通に刊行されるようになれば、このような機材は不要になるのかもしれませんが、一方で、過去に出版された書籍が電子書籍として再販される可能性は低いことを考えれば、過渡期として必要なんだろうな、と感じています。
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