2009/04/10

iLife '09 の顔認識は便利

今更ながらiLife '09を購入しました。

アップデートパッチも2回ほど公開され、そろそろ安定したのでは、と判断したから、というのはただの言い訳で、スタパビジョンでのiLife '09 の紹介を見ていたら、無性に顔認識をさせてみたくなった、というのが本当のところです。

iLife '09インストール後、iPhoto を起動すると、顔認識の為に既存写真のスキャン処理が開始されます。1万枚ほど写真があったせいか、結構時間がかかりました。概ね2時間弱だった気がします。

全てのスキャンが終わったところで、適当な人の写っている写真を選び(私は家内の写真を選びました)、その人に名前を付けましょう。すると、その顔に似た写真を iPhoto が一気に提示してくれます。後は「この写真は正しい」「これは正しくない」という振り分けを適宜行うだけ。マウスクリックだけで出来るので、簡単に正誤を振り分けることが可能です。

使った感想ですが、デフォルト状態では、結構慎重な認識パラメタになっているようで、推測してくれるものは、ほぼ当たっています。9割程度は正しい、という感じでしょうか。

逆に言えば取りこぼしてしまう写真も多く、それらは適宜自分で「この人は誰々さん」と教えてあげる必要があります。また、横顔の場合なども認識率が高くありません。

うまく人物判別出来なかった写真は、1枚1枚処理しなければならないので結構時間がかかります。しかし、こうして覚え込ませると、確実に人物認識精度があがってゆきます。また、顔として認識できなかった部位も「ここは顔だよ」と教えてあげることで、顔認識精度そのものも向上してゆきます。

私の環境では、横顔も積極的に「顔だよ」と教え込ませた結果、横顔も認識できるようになってきました。とはいえ、どんなに教え込ませても、なぜか私の顔は、認識率が低いのですが...。

こうして認識させた人物写真は、「人々」という分類を通じて、まとめて閲覧することができるようになります。我が家では10年以上デジタル写真が蓄積されているのですが、おかげで、埋もれていた懐かしい写真に出会えることが出来ました。また、時代の変遷を感じることもでき、楽しめました。

結論としては、iPhoto のもう一つのウリ機能である地図へのマッピングとあわせ、過去の写真をもう一度楽しむことの出来る、素敵な機能だと思いました。認識特徴量を蓄積したデータが、iPhoneなど、他の機器でも使えると更に楽しさが広がるのでは、と感じています。

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iLife '09

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