2013/12/28

VMWare FusionのSCSIドライバを64bit環境用へ変更する

今までVMWare Fusion(v6.0.2)上で32bit版Windowsを動作させていましたが、64bit Windowsへアップグレードすることにしました。

OSの再インストールになりますが、OSアップグレード処理中、旧来のOSがインストールされたディスクへのアクセスが発生するため、新規VMを作成するのではなく、旧環境を更新する必要があります。

環境の変更は、メニューにある「Virtual Machine > Settings....」から「Genral」を選び、「OS」の横にあるプルダウンメニューから適切なOSを選択することで行います。

この変更を行ったVMを起動させようとしたところ、

The BusLogic SCSI adapter is not supported for 64-bit guests.

のエラーメッセージが表示され、起動できません。

この問題を修正するには、.vmx ファイルの書き換えが必要です。VMWare 社の Knowledge Base では1020879として公開されています。

.vmxファイルはVM一式と共に保存されています。

VMの保存場所は、VMWare Fusion のメニューに有る「Virtual Machine Library」から、右クリックなどでショートカットメニューを開くと表示される「Show in Finder」から確認できます。

Finder上では、単一ファイルとして表示されるため、同じくショートカットメニューの
「Show Package Contents」を選ぶと、その中に.vmxファイルが表示されます。

この中から該当するSCSIデバイス番号を親に持つ、virtualDevキーを探します。
例えばSCSIデバイス0のドライバを書き換えるにはscsi0.virtualDevを探します。

この値が"buslogic"になっている場合には、それを"lsilogic"へ書き換えます。

scsi0.virtualDev = "lsilogic"

もしこのキーが.vmxファイルへ存在しない場合には、適当な場所へ追加します。

これで、VMを64bit環境で起動できるようになります。

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