このブログもそうですが、最近はfacebookの「いいね!」ボタンを設置しているサイトを多く見かけます。この「いいね!」ボタンが押された回数等を知ることの出来るサービスが「facebookインサイト」です。
インサイト(insight)の利用は簡単で、基本的にはfacebookから指定されたメタタグを、集計したいサイトのHTMLへ埋め込むだけです。
但し、今までfacebookアプリなどを利用していない場合、HTMLタグへfbとogネームスペースを追加する必要があります。
追加するネームスペースは次の通りです。
xmlns:fb='http://www.facebook.com/2008/fbml' xmlns:og='http://ogp.me/ns#'
ネームスペースを記述しなかった場合、「インサイトを取得」ボタン押下後「facebook insight 管理用データが見つかりませんでした」とのエラーが表示されます。
また、fbネームスペースだけを記述し、ogネームスペースを記述しなかった場合、「読み込み中」画面が暫く表示された後、元の「ウェブサイトのインサイトを取得」画面へ戻ってしまいます。
以下、Bloggerへfacebookインサイト用のメタタグを設置する方法です(自己責任でお願いいたします)。
1) インサイトへのアクセス
facebookインサイトへアクセスします。
2) インサイトボタン押下
右上にある「ウェブサイトのインサイト」ボタンを押します。
3) メタタグ入手
「ウェブページにメタタグを追加」画面が表示されます。画面中央へ次のようなメタタグが表示されますので、それをコピーします。
<meta property="fb:admins" content="0123456789" />
この際、「ドメイン」は指定しなくて構いません。「リンク先」には自身のアカウントが表示されていると思いますが、こちらもそのままで構いません。
この画面へは再び戻って来ますので開いておいた方が簡単です。但し、閉じてしまった場合でも、再びインサイトのページから辿り着けます。表示される情報は毎回同じです。
4) BloggerのテンプレートHTML編集画面へ
Blogger in Draftなどからブログの管理ページヘ行き、「テンプレート」のページヘ移動します。「HTMLの編集」を選び、HTMLの編集画面を開きます。
なおHTMLの編集を失敗するとBloggerが正常に表示できなくなりますので、事前に「テンプレート」ページ右上にある「バックアップ/復元」使いHTMLを保存しておくとよいでしょう。
5) メタタグとHTMLネームスペースの埋め込み
HTMLの<head>の下へ、コピーしたメタタグを埋め込みます。幾つかmetaタグがあるので、その周辺へ埋めこむとよいでしょう。
<head>
<meta property='fb:admins' content='0123456789' />
<meta content='01234567890abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEF' name='google-site-verification'/>
<meta content='IE=EmulateIE7' http-equiv='X-UA-Compatible'/>
併せてHTMLタグfbとogネームスペースを追加します。私の環境では以下のようになりましたが、それぞれの環境に併せて編集してください。
<html b:version='2' class='v2' expr:dir='data:blog.languageDirection' xmlns='http://www.w3.org/1999/xhtml' xmlns:b='http://www.google.com/2005/gml/b' xmlns:data='http://www.google.com/2005/gml/data' xmlns:expr='http://www.google.com/2005/gml/expr' xmlns:fb='http://www.facebook.com/2008/fbml' xmlns:og='http://ogp.me/ns#'>
「テンプレートを保存」を選んで終了です。
6) メタタグの確認
再びfacebookインサイトの画面へ戻り「ドメイン」へBloggerのドメイン名(例えば、このブログではblogger.tempus.org)を入力してから「インサイトを取得」ボタンを押します。「読み込み中」画面が表示され、メタタグの確認が行われます。
7) 終了
以上で設定は終了です。
私の環境ではすぐに設定が反映され、集計結果が表示されましたが、表示まで1日程度かかった方もいらっしゃるようです。上手く表示されない場合には、暫く後に再度アクセスしてみると良いでしょう。