最近のMacBookシリーズは、バッテリが本体へ内蔵され、自身で交換することができません。その分以前の製品よりもバッテリ駆動可能時間が伸びてはいるのですが、それでも終日外出先で利用する場合などには、心もとないのも事実です。
幸い、MacBookで利用可能なHyperJuice(旧名HyperMac)という大容量外部バッテリが存在します。特に3月からは、国内オンラインサイトであるact2.comが取り扱いを開始し、購入しやすくなりました。以前大人気商品の様で、入荷した途端に売り切れてしまう状況が続いているようです。
HyperJuiceは容量に応じて4種類のサイズがありますが、私は持ち運び容易性を考え、最もサイズの小さな容量60WhのMBP-060を購入しました。act2.comサイトでは各モデルの諸元が公開されおり、MacBook Air 11inchでは、内蔵バッテリと併せて13.6時間の利用が可能となっています。
パッケージ。綺麗な外箱です。
開くと、ロゴの書かれた内箱。
その中にはシュリンクラップされたバッテリ。
同梱品は充電用ACアダプタとAirlineアダプタ。ACアダプタ経由での充電時、アダプタが比較的高温になります。設置場所には注意が必要です。
iPhone4との大きさ比較。小型サイズで、持ち運びに便利です。カバンの片隅に入れておいても気になりません。
eneloopのKBC-L2BSとの大きさ比較。厚みは、ほぼ同じです。
MacBook Air 11inchとの大きさ比較。小さいですね。
重量。手元の秤で396gと、缶ジュース1本くらい。act2.comで書かれれいる公開されている重量よりも36gほど重いようです。
前面。インディケータが付属しており、バッテリ残量を確認することが出来ます。USBコネクタも備えており、例えばiPhoneなどはここから充電も可能です。
私はMacBook Airの携帯性を損なわないよう、最も小さなMBP-060を選択しましたが、その1つ上のMBP-100も人気があるようです。
こちらは、重量が730gと、初代iPadへ純正ジャケットを加えた位の重さ。奥行きがMacBook Airと同じくらいになってしまう、というサイズのハンデはありますが、MacBook Air 11inchと組み合わせた場合には19.3時間利用出来るようです。持続時間を重要視する場合には良い候補かもしれません。
HyperJuice最大の問題点は、MacBookとの接続方法です。現時点で、最も一般的な接続スタイルは、アップル純正のApple MagSafe Airline 電源アダプタを用いる方法です。
このケーブルをHyperJuice付属のAirlineアダプタと組み合わせてDCコネクタへ変換し、HyperJuiceと接続することになります。
このケーブルをHyperJuice本体へ挿し込むと、こんな感じに...。
正直使い勝手が良いとは言えません。Appleが接続ケーブルの販売を許可する、または純正ケーブルを販売してくれれば嬉しいのですが。
なおMagSafe Airline経由で接続した場合、HyperJuiceからの電源供給「充電」ではなく「給電」として扱われます。内蔵バッテリへ充電されるわけではありませんので注意が必要です。
MagSafe Airline経由以外での接続方法としては、Hyper Juice Magic Boxを経由して接続する方法もあります。Apple MagSafe Power Adapterを加工し、その接続ケーブルを活用する、という荒業ではありますが、加工されたケーブルはシンプルなものになります。
現在Magic Boxはact2.comでは取り扱っていないようです。また加工に関しては「酔いどれオヤジのブログwp」さんの紹介記事が大変参考になります。残念ながら私は試していません。
HyperJuiceは、電源が確保できない外出先での利用が多い方へ、おすすめな製品だと思います。MBP-060などを用意しておき、外出時、カバンへ仕込ませておくと安心かもしれません。
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