2011/04/24

PS3用「DUALSHOCK3 充電スタンド」を購入しました

PS3のコントローラはリチウムイオン充電池を内蔵しているため、ワイヤレスでありながら電池交換が不要です。充電もUSBケーブルを通じてPS3から行うことが出来ます。

但しPS3から充電をするためには、PS3を通電状態にしておかなければなりません。また、ワイヤレスコントローラでありながら、充電の為だけにPS3からUSBケーブルを伸ばしておく必要もあります。

こうした不便さを解決してくれるのが、先日発売になった「DUALSHOCK3 充電スタンド」です。



このスタンドを使うことで、2台までのPS3コントローラを同時に充電することができます。名称には「DUALSHOCK3」と付いていますが、振動機能のないコントローラ「SIXAXIS」の充電も可能です。

パッケージ。PS3のデザインコンセプトに合致しています。


 DUALSHOCK3とほぼ、同じ大きさです。


パッケージの中は丁寧にダンボールで包まれています。


同梱物一覧。シンプルな構成です。


充電アタッチメント。2個付属しています。


電アタッチメントはDUALSHOCK3の上部USB端子へ差し込んで使います。デザイン的にも一体感があり、違和感ありません。



充電スタンドのACアダプタの差込口は下部にあります。後ろへはみ出ることはありませんし、自重により固定されるため、不用意に抜けてしまうこともありません。


コントローラを充電スタンドへ載せてみました。カチリと音がし、しっかりと固定されます。グラグラしたり自然落下してしまうことはありません。充電が2台同時に行える点は素晴らしいですね。


私はこの「DUALSHOCK3充電スタンド」が、大変気に入りました。文句のない出来栄えです。

今までは、PS3使用時にはコントローラからUSBケーブルを外し、利用を終了時にはUSBケーブルをPS3から手繰り寄せ、コントローラのUSBコネクタへ接続する、という作業が必要でした。この作業は、煩わしいばかりでなく、いつかコントローラのUSB端子が物理的に壊れてしまうのでは、という懸念が、常につきまとっていました。また、ゲーム終了後にPS3を電源断してしまうことから、実はコントローラが充電出来ていない、ということもありました。

充電スタンドの登場により、使用時にはただコントローラをスタンドから取り上げるだけで良く、ケーブルの取り回しを気にする必要はありません。使用後もそのままスタンドへ置くだけです。充電のためだけにPS3を通電しておく必要はありません。USBケーブルが必要なくなったことから、PS3周りのコード類を綺麗に片付けることもできました。

この「DUALSHOCK3充電スタンド」は、PS3コントローラをワイヤレスで利用している方へ、是非ともお薦めしたい一品です。


2011/04/19

AmazonおまかせリンクWidgetでサムネイルが表示されない理由

2012/09/22追記: 
本件解消していることを確認しました。詳細は、AmazonおまかせリンクWidgetでサムネイルが表示されるようになった件を御覧ください。

Amazonアソシエイトは、Amazonの提供するアフィリエイトプログラムです。このブログでも参加しており、恐らくこの記事の右横にAmazon広告が表示されていると思います。

Amazonアソシエイトでは数多くのWidgetが用意されており、その多彩さはAmazonアソシエイトの特徴のひとつと言えるでしょう。何れも簡単なJavaScriptコードをコピーペーストするだけで、広告を表示させることが出来ます。

このWidget群の一つに「Amazonおまかせリンク」があります。「Webサイトの内容に沿った商品を自動的に表示する」ことが特徴で、このブログで使用しているのも、このWidgetです。

「Amazonおまかせリンク」Widgetは大変便利なのですが、残念ながらChromeでアクセスすると、次の画像のように、広告のサムネイルが表示されません。


Chrome以外のブラウザ、例えば、Safari、Firefox、Operaなどでアクセスした場合には、サムネイルが表示されます。


この問題は、AmazonとChromeとの両者に原因があり、その複合によって生じています。

「Amazonおまかせリンク」Widgetは1行のscriptタグから始まります。このスクリプトは他のスクリプを幾つか呼び出し、最終的にiframeを作成した後、上記で示したような広告HTMLを読み込みます。

この広告HTMLへはサムネイルがimgエレメントとして埋めこまれています。但し初期状態は、CSSで「visibility:hidden」と設定され画像は表示されません。

このiframeで読み込む広告HTMLへもスクリプトが埋め込まれており、loadイベントを契機に実行が開始されます。このスクリプトはサムネイルサイズの調整などを行ない、最後にCSSのvisibilityをvisibleへと設定します。つまり、サムネイル画像を表示させるためには、広告HTMLを適切に読み込み、その中のスクリプトを正しく発動させなければなりません。

この一連の流れに於いて、Amazonサーバからは広告HTMLファイルを取得することになるのですが、実はこのAmazonのサーバには、広告HTMLを正しく送出してこない、という問題があります。

例えばある伝送に於いては、広告HTMLファイルよりも大きなサイズを、HTTPのContent-Length:ヘッダへと付加します。その上で、広告HTMLコンテンツの送出が終了した時点でTCPセッションをcloseします。即ち、ブラウザにとっては、伝送が途中で途切れてしまったかのように見えてしまいます。何度か実験を行いましたが、正しいContent-Lengthを送ってくることは一度もありませんでした。また、実コンテンツサイズとContent-Lengthのサイズ差も一定ではありませんでした。

一方Chromeへは、Content-Length分のコンテンツが送られてこなかった場合、loadイベントを発火しない、という問題(または仕様)があります。Content-Length分読み込む前にコネクションが切断された場合、もしChromeの取得したコンテンツサイズが256バイト以上であれば、レンダリングは行うものの、loadイベントを発火しません。一方、コンテンツサイズが256バイト未満の場合には、レンダリングを行うことなく「Error 100(net::ERR_CONNECTION_CLOSED)」エラーを表示します。

この「不正なコンテンツサイズをHTTPのContent-Lengthへ付加する」Amazonサーバと、「Content-Length値分のコンテンツを読み込まない限りloadイベントを発火しない」Chromが結びつくことで、「Amazonおまかせリンク」Widgetがサムネイルを表示しない、という事象を引き起こすことになります。

問題の本質はAmazonサーバです。正しいContent-Lengthを付加してくれれば問題ありません。そもそもこのサーバは、場合によっては、広告HTMLファイルの送出を、途中でうち切ってしまうことさえあります。この場合には、ブラウザを問わず広告は適切に表示されません。

一方でChromも、既にレンダリングを行ってしまっている以上、他ブラウザのように、loadイベントを発火してくれる寛容さがあってもよいのでは、とも思います。

上記問題をAmazonへ報告したところ「担当部署に申し伝えさせていただき、今後のよりよいサービス向上に向けて参考とさせていただきます」との回答が返ってきました。

Chromeの挙動に関しては、Chromium開発チームへバグレポートを送りましたが、仕様の解釈的にはサーバ側の問題であり、ブラウザとしての対応をどうするかは意見を集めたい、という状態になっています。

最近ではChromeのブラウザシェアも伸びていると聞いています。アフェリエイト収入へ頼っている方は、「Amazonおまかせリンク」Widgetの利用には十分留意したほうが良いかもしれません。

2011/04/11

計画停電に同期する RedyNAS NV+ 制御スクリプトを更新しました

東京電力より、4/8付けで「計画停電の原則不実施と今夏に向けた需給対策について」とのプレスリリースが公開されました

多くの方々の節電効果により、

今後、計画停電については、「原則実施しない」ことといたしたいと考えております。

との案内です。大変素晴らしいことだと思います。

これを受け、ボランティアで運営してくださっている「計画停電カレンダー」に於いても、

計画停電カレンダーにはやむを得ず計画停電を実施する場合の予定として引き続き予定の更新を行います。

との指針が公開され、各イベントのタイトルへ「OCCASIONAL」が付加されるようになりました。

これに伴い、私の公開している「ReadyNAS NV+の電源オン/オフスケジュールを設定するスクリプト」でも、このタイトルに対応したver1.0.1を公開しました。
パッケージ形式でも入手可能です。ご利用くださっている方は、バージョンアップして頂ければと思います。
更新は、一度アンインストールを行い、再度インストールを行うのが簡単でしょう。同梱インストーラを使う場合には、v1.0.1のインストーラでアンインストールを行っても問題ありません。

まだまだ余震が続いています。また、夏に向かっては未だ電力不足が懸念されています。どうぞ皆様お気をつけください。

2011/04/03

ReadyNAS NV+ の電源オン・オフを計画停電にあわせて設定するスクリプトを公開しました

東日本大震災以後、首都圏では東京電力による計画停電が実施されていますが、@shinagakiさん、ならびにボランティアの方々が、計画停電に関する情報を「計画停電カレンダー」として、大変有益な形で公開してくださっています。有難うございます。

このカレンダーを利用させていただき、ReadyNAS NV+の電源オン/オフスケジュールを設定するスクリプトを作成しました。ReadyNAS NV+自身がカレンダーを参照し、自身の起動終了時刻設定変更を行う点が特徴です(他ReadyNASシリーズでの動作は未確認です)。

スクリプトは github にて、2項BSDライセンスにて公開しています。どうぞご自由にお使いください。
本プログラムの御利用に当たってはREADMEa.mdの「WARNING」節を十分にご理解頂ますよう、お願い致します。

特に「本プログラムが利用させていただいている計画停電カレンダーはボランティア運営である」こと、「本プログラムによるスケジュールの設定間違いが発生する可能性のある」こと、「本プログラムに関する問い合わせを計画停電カレンダー運営グループに行うことはご遠慮頂く」ことは、重ねてご理解いただきますよう、お願い致します。

本プログラムのインストールは、本スクリプトを ReadyNAS NV+ へコピーし crontab を設定することにより行います。インストールの手間を省くため、簡単なインストールスクリプトも同梱しました。勿論手作業で設定を行うことも可能です。

インストールスクリプトはMacOS X 10.6上で動作を確認しています。但しbourne shellスクリプト、ssh、scpの動作する環境であれば、小さな変更で(または変更せず)動作するかもしれません。

インストールスクリプトを利用する場合には、以下の操作でインストールが可能です。
% sh ./installer.sh nas install 1a admin@example.com
ここで、「nas」はReadyNAS NV+ のホスト名、「1a」は計画停電の対象グループ、「admin@example.com」はエラーメッセージを伝達するメールアドレスです。

その他、スケジュール設定スクリプトで利用可能なオプションや、手動でのインストール方法、アンイストール方法等に関しては、同梱のREADMEa.mdを御覧ください。

今回「計画停電カレンダー」の利用許可、ならびに、本スクリプトの公開を許可してくださり、また同カレンダーを運営してくださっている@shinagakiさんへ、深く感謝いたします。

最後になりましたが、東日本大震災で被災されました皆様、ならびに福島原発事故により非難されている皆様へ、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

2011/04/02

PS3用BDリモートコントローラを試す

PS3用新型BDリモートコントローラ(CECH-ZRC1J)が発売になりました。


従来のPS3用新型BDリモートコントローラ(CECHZR1J)との大きな違いは、赤外線射出に対応したこと。旧来はBluetoothでしかリモコン信号を送り出せなかったため、実質PS3以外の操作は不可能でしたが、今後は赤外線リモコン対応テレビの操作も行えるようになります。

私はHDMI CEC非対応のテレビを使っているため、一つのリモコンで入力切替やボリューム制御が出来るようなったことで、大変便利になりました。

パッケージ。旧版はブリスターパックでしたが今回は紙パッケージです。


側面には「torne対応」という文字が大きく書かれています。


旧版はコントローラと同様のパッケージングでしたが、今回は家電同等の梱包。


本体全景。従来と異なり電池は単四が2本です。ボタン表記は従来同様英語。


旧版リモコン、新型リモコン、ソニー製ブルーレイディスクレコーダ「BDZ-RX35」のリモコンを並べてみました。旧版との類似点よりも、ブルーレイのリモコンとの類似点が目立ちます。


横から。やや分かりにくいですが、新型リモコンが一番薄くなっています。


背面。右端の新型だけが単四電池、その他は単三電池です。


下端の比較。新型はBluetoothマークと赤外線マークが機種名下部に集約されました。


中央に位置する方向ボタンの端にはエッジが付いて、指が滑りにくくなりました。


方向ボタン周辺の比較。PSボタンは光沢プラスチックで、やや大きなものに。L3/R3はSELECT/STARTと整列するようになりました。


今回の特徴であるデバイス選択ボタン。このボタンを切り替えて操作対象を選択します。BDレコーダではなくAMPである点が興味を引きます。


3つのリモコンのAVコントロール部を並べたところ。新型リモコンは、ボタンサイズや配列など細かな点でBDレコーダと似通っています。またFLASHボタンの新設も目を引きます。旧型リモコンはボタン形状やプレイボタンのアイコンが中抜き三角である点、SCANとPREV/NEXTの配列が逆であるなど、差異が目立ちます。


パッケージが家電同様になった点、torne対応を大きくうたっている点、デバイス選択ボタンにBDレコーダがない点、そしてAVコントロール部の配列がBDレコーダ同等になった点を考えると、SCEIは「PS3+torne」という構成を「簡易的な録画を楽しめる機器」ではなく「BDレコーダ同様に十分活用し得る機器」として展開して行きたいのかもしれません。

新型リモコンの使い勝手ですが、一般的な家電リモコン同様良好です。HDMI CECに対応していない,
赤外線リモコン対応テレビをお持ちの方には便利な一品だと思います。私はこのリモコンで、居間に散在するリモコンの数を少しでも減らすことが出来れば、と目論んでいます。