箱の大きさは結構大きめで、高さ55センチ、幅45センチくらい。一方、厚みは13センチ程度しかなく、普通の掃除機とはまるでちがった箱形状です。重量は約8Kgと結構重めですが、手荷物で持ち帰れないほどではありません。
箱を開くと、起動方法などの書かれた「簡単スタートガイド」が目に入ります。白物家電系機器としては珍しいのではないでしょうか。
梱包されている本体、ならびに付属品の様子。結構盛り沢山です。
中身を箱の上に出してみました。真ん中の一番大きな丸いものが本体です。本体サイズは、約33センチ、厚さは10センチくらい、重量は3.7キロぐらい。その上に乗っている黄色いものはフィルタ。最初から1枚本体へセットされていますので、これは予備用です。右端のブラシ2本も同じく予備用。
本体を充電用装置である「ホームベース」へとつなげてみました。ホームベースは写真上のほうにある黒い装置で、ACアダプタを接続します。ルンバはこのホームベースの位置を自動で検出し、掃除が終わった際、または、電池がなくなった際に、自動でこのホームベースへと接続へ向かいます。
本体をひっくり返した様子。大きな車輪が目につきます。この車輪で、多少の段差は乗り越えてくれます。右上の三本足が出ている部分がエッジクリーニングブラシで、このブラシで部屋の隅にあるゴミを掻き出します。
付属のリモコン。ルンバ577に付属しているものは、本体とデザインが統一された可愛らしいものです。
本体充電中は、真ん中のLEDがオレンジ色に、まるで、呼吸をしているかのように明滅します。なかなか、心がくすぐられます。
実際に稼働させている様子をいくつか。
ルンバは部屋の中を邁進し、壁にぶつかると向きを変えて他の場所へ向かいます。困っている様子がなかなか良い感じです。音は普通の掃除機と同じくらい。
壁のそばを進み、壁が切れたところで反転する様子。結構ぶつかっている様子がわかります。壁が近いと判断すると速度を落としているようです。
自分でホームベースへ戻る様子。最初に流れている可愛い音は電源投入時に流れるもの。ルンバはホームベースを検出後、一定距離離れたところで反転、ゆっくりと接続へ向かいます。無事に接続できると、やっぱり可愛らしい音楽が流れます。初期ファミコン時代の面クリア時の音楽とでも言う楽曲が、「僕、うまくできたよ!」という雰囲気を醸し出し、なんとも興味惹かれます。
さて、実際に掃除機として利用した感想です。
まずは、当初私が想定していたよりもずっと丁寧に掃除をしてくれることに驚きました。私が自分で掃除をするよりも、遥かに綺麗にゴミ拾い集めてくれます。探索アルゴリズム上、掃除してくれない場所が残るのでは、とも思ったのですが、全くの杞憂でした。掃除中、モノにぶつかり「壁」と判定された箇所も、例えばそのモノを移動させることにより、再びその近辺を掃除してくれる柔軟性も持ち合わせています。
一方残念ながら、私の予想を超え、床に這っているケーブルを多くの頻度で巻き込んでしまうことも分かりました。そのため、ルンバを稼働させる前に、床に這っているケーブルは高いところへ引き上げておくか、床へ強固に貼りつけて置く必要があります。また、定期的にルンバ自体の掃除が必要になります。掃除機である以上当たり前なのですが、ゴミの中を突き進むため、それなりにゴミや髪の毛が本体へ絡まります。一方で、ロボットである以上、それらのゴミは可能な限り除去してあげなければなりません。結果、掃除機であるルンバを他の掃除機で掃除する、という少し不思議な行為が必要になります。
総じて、掃除機能は非常に秀逸で、私はルンバを大変気に入りました。平日、家を留守にすることの多い我が家では、スケジュール機能を利用して昼間の間に大まかに掃除しておいてもらい、週末に掃除が漏れている箇所を人間が手作業で片付ける、という運用でやっていこうかと思っています。これにより人間が掃除へ費やす時間を大幅に減らすことが出来そうです。
非常に実用的で、且つ、夢あふれる製品であり、大変満足度の高い製品でした。
はじめまして。ただいまルンバ購入を検討しておりまして、ここにたどりつきました。577はよさそうですね。輸入品か国内代理店を通したものかで悩んでいます。動画も参考になりました。
返信削除チーキーさん、コメントありがとうございます。ルンバは使えば使うほど有難味が見に染みてくる、購入して本当に良かった、と感じる製品でした。右往左往、頑張って掃除している姿も、愛嬌があって素敵ですw
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