インストール時に感心したのが、極力ユーザに設定を尋ねなかったこと。例えばネットワークの設定を例にすれば、Windowsでは、「ネットワークの設定を行いますか?」から始まり、延々と質問してきそうですが、今回は勝手にDHCPでアドレスを取得して済ましていました。この辺り、初心者にもお手軽なのではないでしょうか?
一方で、質問内容の聞き方が分かりにくかったのが気になりました。例えば、インストール初期に「すでにMacをお持ちですか?」とデータの移行 Wizard が立ち上がります。Macを初めて使う場合、ここでは「いいえ、持っていません」的な選択肢を選びたくなりますが、実際にはそのような選択肢はなく、選ぶべきは「情報を転送しません」です。うむ、確かに転送はしないけど、うーむ。日本語訳の問題かなぁ?
また、USキーボードを購入したからでしょう、「キーボード入力環境を選択」というところでは「英語」と「ことえり」とのどちらかを選ぶ必要が出てきます。Macに慣れている人ならば困らないのでしょうが、私は「英語キーボードでことえり使いたいんだけど...」としばし悩みました。
と、まぁ、幾つか気になる点もありましたが、総じて不満はありません! 大きなモニタも大変見やすく、快適、快適。起動後に「ツアーを始めます」といったバルーンが出てこないのもよい感じです :-)。
結局現在はこんな感じで徐々に使い始めています。
- 付属のキーボードは私には低すぎて打ちにくかったので、以前買ったまま利用を保留していた黒軸マジェスタッチUS配列版を引っ張り出しました。Windowsで使っていたUnicompの101/PS2は、流石にキーの数的にだめですね。USBの104キーバックスプリングモデルを調達しよう...。
- 付属のマウスは私の机との相性が悪いようで、カーソルが飛ぶ、という現象に度々遭遇しました。仕方がないので、Windowsで使っていたLaser Mouse 6000をそのまま流用。
- 液晶の輝度を最低まで落としてもまだ明るかったので(ある意味素晴らしい!)shadesで輝度を落としました。
- 電源投入時の起動音が大きく、心臓に良くないので(?)StartupSound.prefPaneを導入しました。
- FirefoxとCarbon Emacsを導入。ここで、Ctrl+SpaceがSpotlightに奪われていて驚きました。また、ことえりの設定で「Windows風のキー操作」にチェックを入れると、Ctrl+Spaceが等価しなくなるのにもはまりました。やぁ、いろいろあるもんですねぇ。
- Mac購入を見越してReadyNASを導入し、楽曲を移動させておいたので、早速MacOS上のiTunesへ乗り換え。気分的に嬉しかったりします(^^;
- 私のメインマシンであるFreeBSDでの作業を快適にするため、X11立ち上げ。最初から入っているのが便利。一方、XDMCPクライアントのないこと、また、rootwindowが表示できない点が不満。また、X11のemacsでyankした内容(即ちkill-bufferに入っている内容)が MacOS アプリケーションへ paste できないのも厳しいなぁ。
- ReadyNAS/FreeBSD との共同生活を快適にするべく NFS で繋げるために、MacOS側のUIDを変更。「システム環境設定」->「アカウント」->「マイアカウント」から設定可能なのですが、鍵を開けても(即ちroot権限を入手しても)右クリックでコンテキストメニューが表示される焦りました。結局Ctrlを押しながらクリックでコンテキストメニューを出しましたが、これは安全性の為なのかな? 表示された「詳細メニュー」でUID/GID/login shellを変更。ここで、当初 home の owner を変更せず logout してしまい、再 login 時、各種設定がデフォルトにもどってしまいはまりました(再度 login して、chown -R foo ${HOME}して直しました)。
- NFSにて各種ディスク領域をmount。Finderから「移動」->「サーバへ接続」で「サーバアドレス」に
nfs://example.jp/home/foo
といった形式で入力すればよいらしい。特にオプションは指定できませんでしたが、無事にTCPで接続されているようで安心しました。最後の手段はターミナルからmount_nfs
かな? - なんだかんだで、当面 Windows とは離れられないので、Remote Desktopも導入。これで本体はiMacだけで生きられます
- 最後に、共有設定で sshd を立ち上げました。これで remote からのアクセス可能です。
しかし、UNIXでありながらこの使いやすさは、本当に素晴らしいですね...。
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