2008/6/10 に Google Developer Day へ行ってきました。
前回はGoogle Gear(現在の名前は、ただのGear)が発表された東京での開催ですが、今回は少し前に開催されたGoogle I/Oに沿った内容で、特に新しいAPIの発表といったものはありませんでした。
今回の目玉をあげるとすれば「日本語ドキュメントが大幅拡充」というもの。一見地味ですが、今回のイベントで「開発者ではない方にもGoogleのサービスを自身のWebやBlogサイト上で使って頂きたい」という発言があった通り、Googleサービスへの取っかかりの敷居を下げることを狙っているのでは、と思います。
実際、Google執行役員の辻野さんは「このようなイベントに来る方々は英語のドキュメントでも問題ないだろうけど、多くの方に使っていただく為に、ローカライゼーションへ力を入れて行く」といった内容の説明をされており、広く開発者を募る為に力を注ぐ姿勢は、上昇気流に乗っていた頃のマイクロソフトを彷彿させました(API Expert認定というあたりは、微妙な方向性の似方ですが...)
何はともあれ、私は日本語のドキュメントの方が斜め読みしやすいので、有り難い限りです (^^;
さて、会場の様子ですが、20代後半から30代前半が大半、という感じでしょうか? 多くの人がノートPCを持っており、また Mac 比率が高いのが印象的でした(MacBook Air比率も高くてうらやましい...)。また、セッション中のプレゼン資料をデジカメで撮る人が多いのですが、デジ一を持ってきているひとが多かったのには、びっくりしました。気合い入ってるなぁ(でも、AFのフォーカス合焦音は消してね)。
Developer Eventということで、午後のセッションはコード中心です。例えば、Google App Engine のセッションでは、その場でコードを書きながら機能説明がなされました(別のセッションでは、実際にGoogle開発者と一緒に App Engine を使ったアプリケーションを書く、というのもあります)。このコードを書きながら、というのが、速い速い。何度もプレゼンしているので暗記している、というのはあるのでしょうが、それでも、瞬間的にコードを紡いで行く姿は感動です。
私が興味ひかれたのは(というか、参加の目的は)、やっぱりAndroid と Gear、そして App Engine。何れも(PCではなく)コンスーマ製品との関わりを考えると、いろいろな未来が見えてきてわくわくします。
若者のパワーを感じられた、という点でも、非常に楽しい1日でした。また来年も行きたいな。
なお、発表資料は公開され始めていますから、興味ある方はご覧になるとよいかと思います。
P.S.
全然関係ないけど、プロカメラマンが年季の入ったDomke F-1Xを持っていて、かっこよかった...。
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