2/13、2/14の両日Developer's Summit2008へ参加してきました。
聴講したセッションのゾーンは以下の3つ。
例年通りAgile関係の開発プロセスの話を主体に聞きに行きました。平鍋さんの概説や、関さんのプロセス実践の話は、例年のように大変参考になったのですが、今回はそれに加えて、元トヨタChief Engineerである片山信昭さんのお話を伺えたのが、大変勉強になりました。
なんやかやで、業務上、既に6年ほどAgile開発プロセスのプラクティスを各プロジェクトで使っているのですが、そうした視点で見ても本場TPSのExtremeさには、目から鱗がボロボロです。
後半のパネルでもそうだったのですが、「やるときには妥協なく、過去のデータを下敷きにして徹底的にやる、しかし一方で、人のつながりがビジネスを進めている、ということを忘れてはならぬ」という一点へ、軸足を必ずしっかりと置いている点は、常に目指すべき方向性でありたいと思います。
もう一点、今回はSCMに関して、SubversionとPerforceの2つのセッションがあったので、共に参加しました。
Subversionに関しては長期に使っているのですが、もう少し merge管理を上手く扱ってくれないかな、という点に期待しています。今は log メッセージで管理していますが、「このchangeset は、明示的に、以後の merge 対象から外したい」などの処理がやりにくいの
も事実です。この点でSubversionの1.5系に期待はしていますが、他に方法はないかな、と。
この疑問に対し、デブサミ名物である AskTheSpeaker で、幸いにも、講演者である
株式会社 ヌーラボの縣さんにお伺いすることができましたが、やはり、縣さんも merge 情報に関しては、log メッセージで管理されているということで、1.5系のmerge-infoに期待、とのことでした。やっぱり同じところに行き着くのですね(って、当たり前か)。
Perforceは今回初めて見ることが出来たのですが、さすが商用だけあって各種機能が充実しているな、と感じました。画像データをリビジョン毎にサムネイル表示できる点や、merge 状況をグラフィカルに表示できる点などには、心が揺れます。Google が perforce を使っているのは、この為なのかなぁ? FreeBSD チームも merge が交錯するtask branch では、Perforce を使っているとのことですし。
今回残念だったのは、個人的に興味ひかれた幾つかのセッションが同時間帯に開催されてしまったこと。例えば、Joel と、平鍋さんと前田さんのセッションがかぶったり、片山さんと青木さんがかぶったり、Agileパネルと、言語セッションがかぶったり...。むー、悔しい。
デブサミは、優秀なコミュニティメンバ参加のお陰で、無料とは思えないほど、充実したセッションを受講することが出来ます。ぜひ、来年以降も続けていただきたいな、と思いました。
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