2012/02/29

facebookインサイトを設置する際の注意点


このブログもそうですが、最近はfacebookの「いいね!」ボタンを設置しているサイトを多く見かけます。この「いいね!」ボタンが押された回数等を知ることの出来るサービスが「facebookインサイト」です。

インサイト(insight)の利用は簡単で、基本的にはfacebookから指定されたメタタグを、集計したいサイトのHTMLへ埋め込むだけです。

但し、今までfacebookアプリなどを利用していない場合、HTMLタグへfbとogネームスペースを追加する必要があります。

追加するネームスペースは次の通りです。

xmlns:fb='http://www.facebook.com/2008/fbml' xmlns:og='http://ogp.me/ns#'

ネームスペースを記述しなかった場合、「インサイトを取得」ボタン押下後「facebook insight 管理用データが見つかりませんでした」とのエラーが表示されます。

また、fbネームスペースだけを記述し、ogネームスペースを記述しなかった場合、「読み込み中」画面が暫く表示された後、元の「ウェブサイトのインサイトを取得」画面へ戻ってしまいます。

以下、Bloggerへfacebookインサイト用のメタタグを設置する方法です(自己責任でお願いいたします)。

1) インサイトへのアクセス

facebookインサイトへアクセスします。

2) インサイトボタン押下

右上にある「ウェブサイトのインサイト」ボタンを押します。

3) メタタグ入手

「ウェブページにメタタグを追加」画面が表示されます。画面中央へ次のようなメタタグが表示されますので、それをコピーします。

<meta property="fb:admins" content="0123456789" />

この際、「ドメイン」は指定しなくて構いません。「リンク先」には自身のアカウントが表示されていると思いますが、こちらもそのままで構いません。

この画面へは再び戻って来ますので開いておいた方が簡単です。但し、閉じてしまった場合でも、再びインサイトのページから辿り着けます。表示される情報は毎回同じです。

4) BloggerのテンプレートHTML編集画面へ

Blogger in Draftなどからブログの管理ページヘ行き、「テンプレート」のページヘ移動します。「HTMLの編集」を選び、HTMLの編集画面を開きます。

なおHTMLの編集を失敗するとBloggerが正常に表示できなくなりますので、事前に「テンプレート」ページ右上にある「バックアップ/復元」使いHTMLを保存しておくとよいでしょう。

5) メタタグとHTMLネームスペースの埋め込み

HTMLの<head>の下へ、コピーしたメタタグを埋め込みます。幾つかmetaタグがあるので、その周辺へ埋めこむとよいでしょう。

<head>
    <meta property='fb:admins' content='0123456789' />
    <meta content='01234567890abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEF' name='google-site-verification'/>
    <meta content='IE=EmulateIE7' http-equiv='X-UA-Compatible'/>

併せてHTMLタグfbとogネームスペースを追加します。私の環境では以下のようになりましたが、それぞれの環境に併せて編集してください。

<html b:version='2' class='v2' expr:dir='data:blog.languageDirection' xmlns='http://www.w3.org/1999/xhtml' xmlns:b='http://www.google.com/2005/gml/b' xmlns:data='http://www.google.com/2005/gml/data' xmlns:expr='http://www.google.com/2005/gml/expr' xmlns:fb='http://www.facebook.com/2008/fbml' xmlns:og='http://ogp.me/ns#'>

「テンプレートを保存」を選んで終了です。

6) メタタグの確認

再びfacebookインサイトの画面へ戻り「ドメイン」へBloggerのドメイン名(例えば、このブログではblogger.tempus.org)を入力してから「インサイトを取得」ボタンを押します。「読み込み中」画面が表示され、メタタグの確認が行われます。

7) 終了

以上で設定は終了です。

私の環境ではすぐに設定が反映され、集計結果が表示されましたが、表示まで1日程度かかった方もいらっしゃるようです。上手く表示されない場合には、暫く後に再度アクセスしてみると良いでしょう。

2012/02/24

iTunes Storeでダウンロードに失敗した購入楽曲を再ダウンロードする(iTunes in the Cloud編)

やっとこの記事を書ける嬉しい日が来ました!

2009年の3月、「iTunes Store でダウンロードに失敗した購入楽曲を再ダウンロードする」という記事を書きました。「iTunes Storeで楽曲を購入したが、ダウンロードに失敗してしまった場合にどうするべきか」といった内容で、多くの方へ読んで頂いております。本当に有難うございます。

ただ残念なことに、その手順とは「購入履歴からダウンロードへ失敗した楽曲を探し、iTunes Storeのサポートへ連絡する」といういささか面倒なものでした。

しかし、これからはこんな面倒な手順は必要ありません。2012年2月22日より日本国内でもiTunes in the Cloudが開始され、購入した楽曲を簡単に再ダウンロードできるようになりました!

以下、iTunes in the Cloudを用いて、購入した楽曲を再ダウンロードする方法です。

1) iTunes を立ち上げ、左端のメニューからiTunes Storeを選択します。


 2) 画面右端のナビリンクから「購入済み」を選択します。


3) 「購入済み」画面へ遷移し、購入した「ミュージック」「App」「ブック」の一覧が表示されます。


4) 購入したものの、手元へダウンロードされていない楽曲は、右端へiCloudを模したアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすることで、即座にダウンロードが開始されます。


一方、既に手元にある楽曲は「ダウンロード済み」と表示されます。


5) 「購入済み」画面の右端にある「コンピュータに無いアイテム」ボタンをクリックすることで、ダウンロードされていない楽曲だけを表示させることもできます。私はこの機能のお陰で、ハードディスククラッシュで消えてしまった楽曲へ気がつくことができました。



昨年末楽曲の再ダウンロードが日本国内でも早期に提供されると良いなと希望を書きましたが、こんなに早く実現されるとは驚きです。これで、折角楽曲を購入したにもかかわらず、iPhoneとSyncし忘れて外出先で聞けない、といった、寂しい思いをしなくてすみます。

これからは、より一層安心してiTunes Storeで楽曲が購入できそうです。

Developers Summit 2012へ参加しました。

2月16日、17日の両日、この時期の恒例行事となった感のあるDevelopers Summitへ参加しました。今年で10年目だそうです。おめでとうございます!

Developers Summitが最初に開催されたのは2003年。勿論無名のイベントで、会場はここ数年開催されている目黒雅叙園ではなく青山ダイヤモンドホールでした。今と比べると小振りなイベントでしたが、多くの開発者による熱気で満たされていた点は、当時も変わりありませんでした。

今年のセッション群は、最近の流れを受けHTML5/JavaScriptなどWeb系テクノロジを中心に構成されていました。昨年同様モバイル系セッションも数多く開催されていますが、多くがWeb系テクノロジと関係付けられた内容になっています。勿論、開催当初からDevelopers Summitの柱を務めている開発プロセス系セッションも顕在です。

今年はWebテクノロジを用いたモバイル系セッションとアジャイル開発プロセス系セッションを中心に参加させて頂きました。

Developers Summitへは、各種技術の最新動向を勉強すると同時に、参加者の動向を感じる目的でも参加させて頂いています。

例えば去年は、HTML5を用いたモバイルアプリが注目を集め始めた時期だったように思えます。参加者の興味も技術そのものへ集まっていましたし、語られる内容も、HTML5という新技術を使うことでどのようなことが実現できるのか、といった技術紹介へ主眼が置かれていました。

一方今年は、同じくHTML5を用いたモバイルセッションでも、現実的にそれをどのように活用し、どのような問題が生じたのか、といった内容が数多く語られ、そのようなセッションへ多くの人が集まっていたように感じました。

そろそろ自分たちのプロジェクトでも利用してみよう、または、利用により問題が生じたのだけれど、どうしよう、といった実践を進めている人々なのでしょう、皆熱心に聴講しており、技術トレンドを肌で感じることが出来ました。

15年程前Javaが登場した際にも、技術者の熱気を糧に一気に成長したように、HTML5+JavaScriptを基礎にした開発も、同様の潮流へ繋がってゆくのだな、と感じています。

流石に10年間も参加していると、参加者の中でも高齢者クラスタへ分類される年齢となってきましたが、若い参加者の熱気を感じるべく、来年以降も参加できることを楽しみにしています。

2012/02/11

ゴールデンヌンチャク


クラブニンテンドーからWii用ヌンチャクのゴールドカラーが届きました。


 「ゼルダの伝説 スカイウォードソード ゼルダ25周年パック」へ付属していたゴールドカラーのコントローラと対になります。


常用するにはやや派手目な配色ですが、コントローラと揃えると、なかなか趣を感じます。