2010/05/05

Wiiのゲームソフト、「安藤ケンサク」を購入しました

Wiiのゲームソフトである「安藤ケンサク」を購入しました。



安藤ケンサクは、特定語を検索した際に表示される「検索ヒット数」を中心に置いたゲーム集です。全部で14種類のゲームが収録されています。

その中の一つ「どちらが多い?」では、二つの言葉のうち、どちらのヒット数が多いかを、予想する、ゲームです。Web上の体験ページでは「先生に恋をしてしまいました」と「先輩に恋をしてしまいました」のどちらが多いか、という問題を試してみることができます。ひとりプレイでは、「4割以上正答せよ」という課題のもと、複数の問題に挑んでいきます。複数人プレイ時には、友人やコンピュータプレイヤと一緒に正答数を競い合うことができます。

ひとりプレイモードで遊べる「連想! 検索クロスワード」では、ヒントとして表示される「一緒に調べられている単語」から元の単語を予想していきます。例えば「タイミング」「言葉」「断り方」「場所」「保留」から推測される単語は?、などのヒントから当てはまる言葉を推測する、といった内容です(解答は是非、ゲーム内で)。

ひとりプレイ、複数人プレイに依らず、ゲーム中では「フキダシボイス」が表示され、ゲームを盛り上げてくれます。「フキダシボイス」とはコンピュータによる挿入される自動コメントで、ゲームの解答に対してコメントしたり、ボケたり、ツッコミを入れたり、はたまた、応援してくれたり、と、お料理ナビのような棒読み音声により、プレイを多彩に盛り上げてくれます。非常に多くのボイスが収録されており、この掛け合いを聞いてるだけでも中々楽しめます。

安藤ケンサクは、ゲームそれ自体を進めることに加えて「何故、こんな組み合わせの検索ヒット数が多いんだろう?」「この単語の組み合わせが書かれているのはどんなページなんだろう」など、解答結果の意外性や、その背景なども併せて楽しめるゲームなんだろうな、と感じました。

例えば「もじぴったん」で、偶然正解になった言葉に対し、「え、こんな言葉があるんだ!?」などの驚きを楽しめた人は、このゲームも十分に楽しめるのではないかと思います。また、Wiiチャンネルの「みんなで投票チャンネル」の結果を楽しめる人も同様に楽しめるのではないでしょうか。こうした楽しみは、ひとりでじっくり、というよりも、知人と一緒にワイワイガヤガヤ話しながら進める方が、より、満足度を得られやすいかもしれません。

一方で、数多く用意されたフキダシボイスや「連想! 検索クロスワード」に代表されるような、ひとりでじっくり楽しむモードも十分に楽しめます。特にGoogle Trendの結果を使った「グラフで見えるトレンドクイズ」は、雑学を楽しむ感覚で遊ぶことが出来ました。

私は一人プレイ、ならびに、友人との共同プレイのどちらも遊んでみましたが、それぞれ違った感覚で、十分に堪能できました。

可愛いキャラクタや、軽快なテーマ音楽、解りやすい操作性など、細かな、また、丁寧な作り込み要素も魅力的です(スタッフロールも素敵です!)。やや価格は高めに感じますが、ネットワークアップデートによりゲーム内データが更新されますので、長くゆっくりと楽しむゲームという位置づけなのでしょう(実際に、4月29日付けでゴールデンウィークにちなんだデータが配信されました)。

数多く売れるゲームではないだろうなとは思いますが、言葉や社会の流れなどへ興味をお持ちの方がこの魅力へ触れることで、長く売れてくれれば良いな、と思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿